黒星病

診断のポイント

・葉、果実などに発生する。葉の裏表に黒褐色の病斑が形成され、古くなると隆起し、やがて落葉に至る。

・果実に形成される病斑も黒褐色であるが、やがてかさぶた状になり、果実が肥大するにつれて奇形果、裂果となる。

発生生態

・病原菌は糸状菌で、子のう菌類に属する。

・被害葉、芽鱗片、枝病斑などで越冬する。発病は、通常葉では落花直後から 10 月まで、果実でも幼果期から収穫期までみられる。

・降雨に伴って胞子が飛散し、4 月下旬から感染する。生育適温は 15°Cで、冷涼な気象条件下、高標高地帯で多発しやすい。