根頭がん腫病

診断のポイント

・地際部や根に、大小様々なこぶを作る。こぶの表面は滑らかでなく、ごつごつしている。

・こぶの肥大が進むにつれて、養分の吸収が不十分となり、地上部の生育が衰える。

発生生態

・病原菌は細菌(アグロバクテリウム菌)で、土壌伝染、接触伝染する。

・病原菌は土壌中に長く生存する。

・傷口から侵入し、接木部、芽接ぎ部、接木時における台木の根の切断部などに発生する。

・せん定や接ぎ木に用いた刃物に付着した樹液に混じって、感染することが多い。