疫病

診断のポイント

・幼果、熟果に発生する。

・幼果の発病は、糸状菌(鞭毛菌類)の一種 Phytophthora cacutorumによるものが多い。病斑は、褐色で雲状模様の軟腐が特徴である。

・熟果では、Phytophthora syringae によるものが多く、輪郭が不明瞭で、褐から淡褐色の病斑となる。この場合果肉は軟腐せず、弾力性がある。

発生生態

・幼果期の被害は、梅雨期や多雨時の泥はねなどにより発生する。

・熟果期では、収穫期に降雨が続いた場合に、果実を地面に接触にさせると発生する。