黄化えそ病
診断のポイント
診断のポイント
・葉、茎、果実に症状がみられる。
・葉は、はじめ新葉付近の葉を中心に、褐色のえそ斑点やえそ輪紋を生じ、黄化し枯れ込む。
・茎・葉柄には褐色のえそ条斑を生じる。このえそ条斑は、表面だけではなく、茎の内部にもみられる。
・果実には、褐色のえそ斑やえそ輪紋を生じて、こぶ状に隆起し、奇形となる。
・発病株は健全株に比べて著しく生育不良となる。
発生生態
発生生態
・トマト黄化えそウイルス(TSWV)による病害である。
・病原ウイルスは、ミカンキイロアザミウマなどのアザミウマ類によって伝搬される。
・管理作業により伝染する可能性もある。種子伝染、土壌伝染、他の昆虫による伝染はしない。
・病原ウイルスはトマトのほか、ナス科、キク科、マメ科、アカザ科など非常に多くの農作物や雑草に感染する。