ハクサイダニ
診断のポイント
診断のポイント
・昼間は葉陰や地表面に生息し、夕方や曇りの日に葉上に移動して加害する。
・被害葉は灰色から銀白色になり、のちに枯死する。幼植物の芯葉が加害されると株が萎縮し、株全体が枯死する。
・ホウレンソウでは芯葉付近に加害が多く、芯葉は萎凋して伸長しない。
・雌成虫の胴体部は黒色、脚は暗赤紫色。ムギダニによく似ているが、胴長は0.7mm内外と一回り大きい(ムギダニは0.5mm内外)。
発生生態
発生生態
・低温期に活動する。
・越夏した休眠卵は10月~11月頃にふ化し、幼虫、第1~第3若虫を経て11月~12月に成虫となる。
・年間1~2世代を経過し、成虫は12月と3月に発生が多く、5月上旬頃まで活動する。
・ホウレンソウ以外に、ハクサイ、キャベツ、カブ、ダイコン、ブロッコリー、ミズナ、レタス、シュンギク、ニンジン、ネギ、イチゴ、ムギなどに寄生する。