(29)10月8日(土) 二子第一球場
~打線爆発であしたばに雪辱~
Gリーグ後半戦の幕開けとなる対あしたば戦は久々に打線が爆発。3ホームランを含む15点をあげ、投げては橋本―石井が完璧に相手打線を封じて昨年さよなら負けを喫していたあしたばに見事雪辱を果たした。
初回、ビッグアプセット打線が早くも炸裂。先頭石井がフォアボールを選ぶとニ盗、三盗でチャンスをつくり2番の久々出場橋爪がセンター前ヒットで石井を迎え入れる。その橋爪もニ盗、三盗と走りまくったところで5番橋本がレフトオーバーのスリーベース。更に中継がそれてベンチ裏にボールが転がる間にホームインでこの回3点。
3回、助っ人のみずほ証券森井がレフトオーバーのランニングホームランで追加点をあげ、4回はツーアウトからまたも石井、橋爪がフォアボールを選ぶとニ盗、三盗、更に二塁への送球が逸れる間に石井がホームインとノーヒットで加点。続く森井もライト前タイムリーで橋爪を返し6対0と一方的に攻めまくる。
久々先発の橋本は大量点に守られあしたば打線を翻弄する強気のピッチング。初回、先頭打者にレフト前へのポテンヒットを許したのみで後はフォアボール2つのみと全く危なげのない投球。先週は大混乱で谷上の足を引っ張ってしまった守備陣も今日はほぼノーエラーで橋本をバックアップする。
5回表には7つのフォアボールと大友の一二塁間タイムリー、石井の犠牲フライで5点を追加。6回にも大河原のタイムリーで1点を加えて攻撃の手を緩めない。
そして6回からは二番手に石井が登板し、あしたば打線をきれいに6人とも内野ゴロで仕留める。
ビッグアプセットは最終7回にもツーアウトから桜町がなんと多摩川に放り込むライトオーバーの一発でとどめを刺す。これで終わりかと思いきや橋本がレフト前ヒットで続き芝田が今度はレフトオーバーの強烈なホームランと完膚なきまでにあしたばを打ち崩して15対0の圧勝となった。
スコア上は16フォアボールの16盗塁と相手の自滅的な要素もあったが3ホームランを含む11安打での連敗ストップは大きくこの調子で残りの試合も勝利していきたい。
MVPには1安打ピッチングの橋本。優秀選手にはレフトへの大ホームランで活躍した助っ人森井が選ばれた。
~監督談話~
橋本・石井両投手のナイスピッチングが最大の勝因。ふたりとも常にピッチャー優位のピッチングで危なげなかった。今回は慣れないポジションの選手が多く、守りが最大の不安材料だったが、テンポよいピッチングだと守りの動きもよくなる見本のような試合で、終始優位に試合を進められた。
序盤、たくさんフォアボールをもらった割りに点が積みあがらない感じで若干焦りがあったが、テンポのよいピッチングで打線も徐々にヒートアップしてきた好循環を見せてくれた。特に2番手投手になってもきっちり打てたことが今後のことも考えると大きい。シーズン残りもいよいよあと2ヶ月余り、最後まで目一杯野球を楽しもう!