⑯ 4月8日(土) 下高井戸運動場
昨年大雨の中で大敗を喫したシラサギとのリベンジマッチだったが、相手投手の術中にまんまとはまり4安打2点に押さえこまれる一方、楠本も踏ん張りきれず、ついに3連敗となってしまった。
試合前激しい雨が降り、昨年の大敗、山下の骨折が思い出され不吉な予感が漂ったが、その後きれいに晴れ上がり、新装なった下高井戸運動場で試合が開始された。
威圧感はないものの、コントロールが良い相手投手に対し、ビッグアプセット打線は沈黙。内野ゴロ、内野フライの山を築き、実に6回一死まで、完全試合ペースで押さえ込まれてしまう。一方、先発楠本は、初回、2番打者にいきなり左中間へ本塁打を打ち込まれるもののその後立ち直り、4回まではエラーによる1失点でしのいでいた。 しかし、5回裏、ついに辛抱の糸が切れたのか、一死一・三塁でキャッチャー村上が一塁走者の盗塁を刺す、という好プレーでピンチを脱したか、と思われた矢先、なんと5四死球を連発、押し出しで3点を献上してしまう。
6回表、絶好調橋爪が執念の安打で出塁、完全試合を脱すると、黒田がつなぎ、村上がレフトオーバーの二塁打で2点をもぎ取り、7回にも芝田が気迫のヒット、盗塁等で3塁まで進むも、反撃もそこまで。四球、エラーが全くなく、随所に好守を連発した相手チームに寄り切られてしまった。
この試合の収穫はリリーフした末永のナイスピッチングだった。前の試合でスライダーをモノにし自信を深めた末永は、二死満塁のピンチで登場するが、動じることなく三振で乗り切り、結局、打者4人に対し、3三振を奪う力投を見せた。新たな勝ちパターンとして今後もトライしてみる価値は大いにありそうだ。
~監督談話~
昨年、雨の中大敗した相手に、2対5と食い下がったが、前半の拙攻、及び私自身のミスで敗れてしまった。
この試合、敗戦とはなったものの、幾つか今後にも活きる点を見出せ、その意味では収穫はあった。
良かったことの一つは、芝田が試合後に指摘してくれたこと。ピンチの時に内野陣で守備体系を確認し合い、皆の意思統一を図った上で、それを着実に実行できたこと。皆が共通の意思を持ったプレーをすることで、良いプレーが生まれ、余計な失点を防ぐことにも繋がることがよーくわかった。
良かったことの二点目は、楠本、末永の継投をしてみて、それなりの手応えを得ることができたこと。継投が充分に機能することを確認できた。
逆に、楠本が好投していた中でのキャッチャー交代について、結果的には裏目に出たと言わざるを得ず、この点も今後に活かす材料の一つとして記憶しておきたい。