⑦ 4月4日(土) 夢の島公園野球場
~宿敵みずほ証券相手に辛くも引き分け~
今週の対戦相手はここ半年で2回雨や雪で流れた宿敵みずほ証券。先週の寒さとうって変わり世間が花見と北朝鮮のミサイル発射で騒いでいる中でプレーボール。
先発谷上は今日から晴れて大学生。武道館での入学式を終えてその足での参戦となった。その谷上は立ち上がりでみずほ証券打線につかまり1・2番に連続ヒットを許してしまう。3・4番を打ち取ったものの5番の三輪がセンター前に渋とくはじき返されて初回2点を失ってしまう。
このところ先制された後に追いつくことができずにそのまま敗れるパターンの多いビッグアプセットであり、なんとなくいやなムードが漂う。これを一気に吹き飛ばす当りが2回裏に飛び出した。フォアボールの西村を1塁に置いて6番黒田が鋭くバットを振り抜くと、打球はレフトの頭上を越えてゆき、黒田は駿足を跳ばして一挙にホームイン。同点に追いつくまさに値千金のツーランホームランとなった。これで試合は振り出しに戻り、ビッグアプセットは3回ツーアウト満塁のピンチを谷上の力投でしのぎ、4回はワンアウト1塁の場面をダブルプレーで切ってとった。
ところが5回、谷上がピッチャーゴロで打球に回転にあわせ損ねてランナーを出してしまった後、次打者のレフトへのあたりが風にのり、名手山下も目測を誤るほど伸びてタイムリーツーベースとなってしまった。
このままずるずると行ってしまうかと思われたところであったが、6回裏ワンアウト後、フォアボールで出た山下が次の桜町のサードゴロでサードからセカンドへの送球がエラーとなる間に一気に三塁へ進塁。そして5番窪田
のセンターへの痛烈なあたりの間に生還しまたも同点に追いついた。ただし、この窪田の当りは球足が早すぎて1塁ランナー桜町がセカンドでフォースアウトとなる羽目に陥り、何とも気の毒なことに記録はセンターゴロ。
最終回、必死にくらいつくビッグアプセットであったが黒田センターライナー、大友はフォアボールで出塁し果敢に盗塁を試みたがみずほ証券東郷捕手の強肩にはばまれツーアウト。ここで谷上がセンター前ヒットで望みをつないだものの、最後は大河原がセンターフライに倒れて3対3の引き分けに終わった。
いよいよ、合宿そしてガンバロウ大会が目前に迫って来ている。打線も徐々に上向いてきつつあり、更に気を引き締めて毎試合頑張っていきたい。
~監督談話~
相手も今期2試合目だったがさすがに若手を中心に強かった。それでも谷上くんの粘り強いピッチングは見事で、自分を含め守備がもう一段きちんとしていれば勝てた試合だった。先方三輪オーナーからも「ストレートもよかったが変化球が効果的だった」とのコメント。
昨年首位打者の芝田がこの状態では打線はどうしようもないが、それでも黒田くんのエンジンがかかってきたことや、大友の積極的な走塁など、大会に向けてヒートアップしてきた実感もあり、全体として満足はできないが今後に期待できるムードも高まってきた。ここから合宿・大会と一気に盛り上げていこう。