⑯6月26日(土) 砧公園野球場
~Gリーグ始動、コマンドゼットに大逆転勝ち~
5月15日の対江古田エイリアンズ戦以来勝ち星から遠ざかっていたビッグアプセットであったが、今週は今季初のGリーグ戦となる対コマンドゼットとの一戦。
なんとしても負けられない状況で一時は2対10と劣勢に追い込まれ今週も・・・と危ぶまれたが終盤の大逆転で見事勝利を飾った。
初回、先頭黒田がレフト前ヒットで出ると先週鮮烈なホームランでデビューを飾った助っ人鈴木のサードゴロがエラーを誘い、ここで絶好調の末永がライト前に2点タイムリーで先制。
一方、久々先発のマウンドに登った谷上は初回はコマンドゼット2番のレフトオーバーのランニングホームランの1点のみに抑えたものの2回に5安打、5四球で8失点と崩れイニング途中で橋本にマウンドを明け渡す。
橋本は3回に1点を失ったものの後続をぴしゃりと抑える見事なストッパーぶりを見せるなか、ビッグアプセットが反撃に出る。
4回、橋本、桜町、芝田の3連打で1点を返し5回、先頭大河原がデッドボールで出塁すると谷上がセンターオーバーのツーベースで大河原を返しまず1点。ワンアウトから2番鈴木がレフト前ヒットでチャンスを広げたところへ橋本がエラーで生き桜町も二遊間を微妙に潜り抜ける当たりでこの回4点をあげて7対10。
6回、コマンドゼットが2番手をマウンドに送り逃げ切りをはかるところへ先頭西村が今季の不調を一気に払しょくするレフト線への痛烈な一撃。これがランニングホームランとなり2点差。ベンチががぜん勢いづいたところへ大友がしぶとく打撃妨害で出塁、大河原の一打もファーストのエラーをさそって同点のランナーがでる。
続く谷上の一打は警戒して深く守っていたセンターに捕球されるが黒田はフォアボール、鈴木がショートゴロでツーアウト満塁と一打同点の場面。ここで登場した末永のあたりはセンターへ高々とあがり万事窮すと思われたがこれを何とセンターが落球しツーアウトなのでスタートを切っていた2者が帰り土壇場で同点に追いつく! 更に橋本がレフト前に一打を放って鈴木が帰って逆転。なおここで末永がホームへ突入しタッチアウトのチェンジとなったことが結果オーライとなった。
時間はここで12時45分を過ぎ、審判が一旦は時間切れを宣告したがこれで終わったのでは先攻のビッグアプセットの攻撃はなかったことになってしまう。
ビッグアプセットのアピールで6回裏のコマンドゼットの攻撃となるが橋本があせったわけでもなかろうが先頭打者をデッドボール、2番のバントをフィルダースチョイスとまたもやピンチ。しかしこの土俵際で後続をサードフライ、ピッチャーフライにしとめ、最後にサード左への痛烈なライナーを前日夜ロンドンから戻ったばかりの芝田がジャンプ一番好捕してゲームセット。連敗を5でストップしたのであった。
GリーグのMVPは投打に大活躍の橋本、優秀選手には今季初ヒットがホームランとなった西村が選ばれた。
~監督談話~
とにかく勝ってよかった。思いのほかの早めの大量失点で、打って逆転するしかないと思ったが、さすがにみんな気合の入ったバッティングをみせてくれた。チーム打率も2割5分まで上がってきて、投打の歯車も合ってきているし、一気に勝率5割目指してがんばっていきたい。