(24) 7月30日(土) 春光スポーツ倶楽部
第2試合は先発の楠本がゾディアック強力打線を散発の5安打に抑えるナイスピッチング。新規格ボールにも素早く対応して巧みな投球術を見せてくれたのはお見事。キャッチャー佐藤肇も巧みなリードで、ナイスピッチングを演出してくれたが、今度は打線があと一歩及ばず、惜敗してしまった。
先取点はビッグアプセットが奪った。初回、ワンアウト満塁で5番桜町がセカンドゴロを放つ間に村上が生還しまず1点。2点リードをされた4回には、末永が相手の隙をつく三盗でチャンスを広げると、打点王驀進中の桜町がセンターへ犠牲フライを放ち1点差に。痛かったのは再び2点差に突き放された後の6回2死後、末永がツーベース、黒田がレフトへヒットを放ったものの、レフトからのドンピシャの送球で末永が本塁憤死。しかし、それでもビッグアプセットはあきらめない。最終回には、芝田が内野安打で出塁すると、久々登場の木全が反撃ののろしをあげるライトへのタイムリーで1点差に。ここで、熊野が会心の当たりを左翼後方にかっ飛ばしたが、超ファインプレーに遭い、ツーアウトに。これが抜けていれば逆転サヨナラホームランだただけに、あまりも惜しい打球だった。
しかし、強豪ゾディアック相手にここまで追い上げることができたのは収穫。しかもダブルヘッダーでスタミナも切れなかったし、連敗したものの、今後につながるヒントは大いにあった。
ただし見習うべき点も多々あった。ゾディアック井上監督の元気な声は、誰もがやろうと思えばすぐ真似できるので、ぜひ次からは一人ひとりが実践しよう。あとは隙のない走塁と、選球眼のよさ、チャンスで確実にゴロを転がす意思統一の徹底ぶりなど細かいプレーはさすがだった。ともすると、淡白な攻撃で簡単に三振してしまうことが多いビッグアプセット打線だが、なんとかくらいついてつながりのある打線にするのが今後の課題だ。
試合後は李朝園支店で焼肉大パーティーを決行。10万円分、52人前の肉と大量の酒が胃袋に流し込まれたが、その場で8月はGM末永、監督大友でいこうという画期的なアイデアが提案された。社長業でマネジメントはお手の物の大友の手腕に期待し、斬新な野球が見られるかもしれない。ここのところ負けが込んできたので、斬新な作戦で一気に反攻に転じよう!