⑳9月18日(土) 東京健保険組合大宮運動場
春の雪辱を期して臨んだ秋のガンバロウ野球大会初戦だったが、序盤にミスが重なり7失点。終盤に主砲山下の2本のホームランなどで必死の追い上げを見せたものの、春に続き無念の初戦敗退となってしまった。
しっかり守って接戦に持ち込みたいビッグアプセットはじゃんけんで勝って後攻めを選択。これには初回をきっちり0点に抑える青写真を描いていたが、いきなり相手先頭打者がショート後方にフラフラと打ち上げ、これを楠本があと一歩のところで惜しくも落球。この1球が流れをベイダーズに傾けてしまった。すかさず盗塁を決められ、内野ゴロで三進。さらにファーストゴロを桜町がエラーし1点を先制される。打者走者もセカンドへ。ここで止めておければよかったのだが、さらに三盗を許し、犠飛で2点目。四球、失策、内野安打で3点を初回に奪われてしまう。続く2回にも、四球、失策、3連打で4失点。2回でほぼ勝敗の帰趨は決まってしまった。
ベイダーズの先発左腕はダイエー和田似の好投手で、4回までノーヒット、7三振と手も足も出なかったが、それでもビッグアプセットは5回に意地を見せた。相手2番手投手から黒田が内野安打。さらに二盗を決め、楠本の三ゴロ失でまず1点。ここで山下がライト線を強烈に抜く2ランホームラン。これで7対3と俄然ムードは盛り上がる。「逆転できるかも」というムードが高まったが、6回に痛恨の失点を喫してしまう。打たれながらも何とか踏ん張っていた末永だが、2死3塁からの難しいセカンドゴロを楠本が果敢に突っ込んで捕球しようとしたものの、無情にも打球は外野に転々と転がり、8点目を失う。
しかし最終回の2死ランナーなしから、その楠本が執念の四球を選び、ここでまたまた山下が、右中間を深々と破る驚異の2打席連続ツーランを放ち3点差に追い上げる。最後は力及ばず敗れたが、土壇場であきらめない今年のビッグアプセットの粘りは何とか見せられたと思う。去年までならおそらくずるずると大差で完封されていたかもしれないが、次につながる価値ある敗戦だっといえよう。
試合後は大宮の中華料理店で酒をたらふく飲み、30人前の中華料理を腹ペコの胃袋に流し込んだ。負けはしたが、みんなのやる気は全く衰えていなかったし、明るく楽しく勝つというビッグアプセットのチームカラーは健在だった。
課題は守備力の向上だ。エラーはつきものだが、とにかく待って捕る消極的なプレーや、華麗な守備など求めていないし、泥臭くても体で何とか止めてやるという気合をもっとみんなが見せてほしい。そうしないと、絶対にうまくならないし、大会のような緊張感の中でいいプレーなど絶対にできない。普段の試合から、失敗をおそれず積極的にボールに向かっていこう。うまくなる方法はそれしかない。これが今年20戦目のゲーム。来年につなげるためにも、残り全部勝つつもりで、がんばろう!!
※個人打率は通算成績ですが、チーム打率はその試合の打率です