(33) 9月16日(土) 東京健保組合大宮運動場
初戦をものにして意気あがるビッグアプセットは初秋の大宮健保グラウンドでガンバロウ野球大会の2回戦を迎え、OMIYA Zと対戦。しかしながら2-5で無念の惜敗を喫っしてしまった。
1回裏、四球で出した先頭打者を3番のショート後方のアンラッキーなポテンヒットと6番のショートへの内野安打で生還を許し先制点を取られてしまう。
直後の2回表には四球で出た山下が、5番桜町がセンター前にはじきかえした絶妙のヒットエンドランと7番熊野のピッチャーゴロで帰り同点に追いつく。先制点をすぐに取り返す展開にベンチも盛り上がる。
しかし悪夢は3回裏に待ち受けていた。簡単に2アウトを取った後に四球で出したランナーに盗塁を許してしまう。その後、四球と三塁後方にあがったフライにショート西村が惜しくも届かず1点を失う。さらに次打者に三遊間を破られまた1点を失った後、相手7番がはなった一撃が懸命にジャンプするセカンド福原の頭上を越え、ライト熊野の右も抜け、走者一掃の三塁打となりこの回一挙に4点を取られてしまう。4回以降はOMIYA Z打線を緩急織り交ぜるピッチングでほぼ完璧に抑えた末永だけに、この回は四球と相手に合わせられてしまったことが悔やまれる。
ビッグアプセット打線は3回以降も毎回のようにランナーを出すが、相手左腕にもう一つタイミングがあわずに後が続かず、追いつくことができない。
そして迎えた最終回、前回からかわった二番手投手に対して、先頭桜町が猛打賞となるこの日3本目のセンター前ヒットをはなつと、1死後、朝7時まで会社で仕事をしており夕べから一睡もしていないという熊野が気迫の一撃を右中間に運び2点目をゲット。久々出場の次打者西村は懸命にファールでねばったがピッチャーフライに倒れ2アウト。ここで代打の大友の最終打者にはなりたくないとの執念のスイングがインターフェアとなり、1発出れば同点の大場面。末永が、ビッグアプセットナインの期待を一身に背負い打席に入ったが、渾身の一撃は無情にもピッチャーゴロとなり無念のゲームセット。
OMIYA Zは春のTHATS等の過去の対戦相手と比べ、圧倒的な力や試合巧者振りで勝ってきたチームということではなく決して勝てない相手ではなかっただけに4回の一瞬の隙が返す返すも惜しまれる結果となった。
ビッグアプセットでこの日気をはいたのは桜町であった。この日に備え木曜日に休みをとり水泳とハリ治療、前日は飲み会途中からは酒を自粛し水とコーヒーで我慢し、今日は朝バッティングセンターで打ち込んでから来るという真摯な姿勢で、3本のセンター前ヒットを放ったのであった。
その他、黒田が2回裏、2塁後方にそれた牽制球をサードへ矢のようなノーバウンド送球でランナーを刺す好プレーをみせた。福原は6回ファーストへのゴロで見事なカバーで拾ったまま一塁ベースに走りこむ巧守ぶりをみせており、最終回2点目のタイムリーを放った熊野とともに若手の健闘が光ったのが見逃せない。
試合後、大宮でビデオをまわしながら反省会兼残念会を開催。来週以降も野球への熱き思いをあらたにしたのであった。
~監督談話~
皆さん、本当にお疲れ様でした。
必死にプレーしてくれた皆々、また参加できなくとも側面から必死に応援してくれた皆々に心より感謝いたします。どうもありがとうございました。
1回戦勝った勢いで連勝と行きたかったが、無念の敗戦となってしまった。相手に先手先手を取られ常に追いかける立場になり、3回以降、4点のビハインドを背負って相手の好投手、好守備の前にここという時のあと1本が出なかった。2アウト、ランナー無しから取られた4点だっただけにそのショックが尾を引いてしまったのかもしれない。
今年、ガンバロウ野球大会で3勝を目標にやってきて1勝に終わったこと、残念です。私の力不足、不手際も含め、皆さんにはお詫びしたいと思います。
しかしこの大会で1つ勝ったことの意味、意義、また喜びは大きかったし、この2回戦も決して望みのない敗戦ではなかった。そんなことを考えると、これからの我々には光明、希望、可能性が益々広がったと思えてなりません。また、一つ気持ち新たに、次の目標に向かって頑張っていきましょう!