⑱ 7月12日(土) 玉川野毛町公園野球場
「伝統のエクソダス戦、猛暑の中の好ゲ-ムとなる!!」
先週に引き続き、真夏を思わせる猛暑での試合となった、伝統のエクソダス戦。今日の試合は、芝田監督代行の初戦となった。先週のハネム-ンの時の、緩んだ表情から一転、厳しい顔となった芝田監督。試合前から、ナインにも緊張感がただよう。
先発を任されたのは、先週の好投で信頼感を増して来た末永。初回、先頭打者をいきなりフォアボ-ルで出すと、盗塁とサ-ドゴロの間に三塁に進まれ、ワンナウト三塁といきなりピンチを背負う。ここで、敵の3番に、不運にもライト前にポテンヒットされ、先取点を奪われてしまう。しかし、その後立ち直り、4回までを1失点で切り抜ける。
エクソダスの先発投手は右投げの本格派で、速球とコントロ-ルの良いカ-ブが持ち味の、なかなかの好投手だ。暑さにややバテ気味のナインは、4回まで芝田の内野安打一本と、完璧に抑えられてしまう。しかし5回、ようやくチャンスが訪れる。ワンアウト後、芝田がこの日2本目の内野安打で出塁。けん制悪送球の間に、二塁に進む。続くバッタ-がセンタ-フライに打ち取られ2アウト。チャンスの芽がつい取られたかと思ったが、続く橋爪が見事なライト前タイムリ-ヒットを放ち、なんとか同点に追いつく。
ところが続く5回裏、末永からマウンドを引き継いだ楠本が、その立ち上がりに捕まってしまう。四球とヒットでランナ-を2人出すと、サ-ドゴロでワンアウトを取るものの、続くバッタ-になんとデットボ-ル。満塁のピンチを背負ってしまう。ここでエクソダスのバッタ-は4番。なんとか抑えたい楠本であったが、さすが4番というレフト前2点タイムリ-ヒットを浴びてしまう。
しかし続く6回表、ワンアウト後投手悪送球で大友が出塁。続く末永が、見事なライトオ-バ-の2塁打で、チャンスを広げる。続く福原は三振に倒れ、2アウト。さらに、続く谷上も平凡なピッチャ-ゴロで、万事休すと思われたが、なんと投手がまたもや一塁悪送球で、1点を返す。さらに、続く最近打撃好調の桜町が、ライト前タイムリ-ヒットを放ち、この回2点目。なんと3対3の同点に追いつく。
このまま抑えたい楠本であったが、続く6回裏、先頭バッタ-を、うまいライトなら取れた当たりではあったが、記録ヒットでランナ-を出すと、続くバッタ-にフォアボ-ルを与え、ピンチが広がってしまう。その後センタ-フライでワンアウトはとるものの、続く1番打者に左中間を深々と破られる2塁打を浴びて、1点を取られてしまう。
1点ビハインドで迎えた最終回、7回表。芝田監督代行の初戦を、このままでは終われないナインに、ドラマが待っていた。
その芝田が、執念のサ-ドゴロエラ-で出塁すると、ワンアウト後、打撃好調橋爪が、この日2本目となるライト前クリ-ンヒットでつなぐ。ワイルドピッチでそれぞれランナ-が進み、1アウト2・3塁。なんと一打逆転のビックチャンスが訪れる。ここでバッタ-は、肩痛がなかなか治らない西村。日頃ク-ルな名ショ-トとして、ビックアプセットの二岡と呼ばれる西村は、五反田の汚名返上とばかりに、速球にくらいつく。そしてその当たりは、ピッチャ-の頭を超え、前進守備の二遊間をゴロで破る、見事な逆転2点タイムリ-ヒットとなった。
ところが、この回で残念ながら時間切れゲ-ムセット。本来であれば、6回3対4で負けとなるケ-スではあるが、試合の流れから言って、恐らく7回裏は楠本がピシャリと抑えたであろうということで、認定勝利とすることとなった。
この日、ハネム-ン疲れの芝田と、この1ヶ月間体調不良で5kg体重が落ちた橋爪が、試合途中に体調不良で守備を交代する総力戦となったが、その芝田と橋爪が、それぞれ2安打で勝利に貢献するなど、チ-ムの底力を見せた。
試合後は、近くの藍屋で祝勝会。K氏の、博多でのビックリ体験話などで盛り上がり、芝田監督代行の初勝利を祝った。
~監督代行談話~
認定勝利ながら監督代行初戦を勝利で飾ることができました。ぼく自身は病み上がりで途中退場となってしまい迷惑をかけましたが、猛暑の中総力戦でみんなの勝利と思います。中でも試合の流れを大きく変えた2安打の橋爪と、先発好投と二塁打の末永の活躍が光ったね。しばらく村上監督不在が続きますが、みんなで協力して乗り切っていこう。