(31) 8月19日(土) 世田谷公園野球場
甲子園で連日好ゲームが繰り広げられている中、炎天下の世田谷公園で行われたエクソダスとの一戦は、失策もからみ8失点を喫した末に、最終回4点を返す猛反撃の途中で時間切れで8-5で敗れる残念な結果となり、桜町の記念すべき100安打100打点達成を飾ることができなかった。
初回エラーで出した走者をセンターオーバーの痛烈なあたりで1点を先制されたが、2回裏に四球で出た助っ人高柳を1塁に置いて、5番桜町がライトの右をきれいに破る見事なツーベースで100安打、100打点を達成し、ベンチは一挙にヒートアップした。
しかし、ここからはエクソダスの左腕豊川をうちあぐね、3回先頭楠本が自らツーベースで作ったチャンスも大河原があえなく三振に倒れ通算100三振にリーチとなる等、後がつづかない。
先発楠本は、猛暑の中懸命に反撃を待つも、3回ファースト後方のポテンヒットで1点を失ったのに続き、4回にはライトオーバーの3ランホームランで一気に加点されてしまう。5回からマウンドに登った末永はショートの悪送球と四球でいきなりノーアウト1、3塁のピンチに陥る。次打者の痛烈なあたりをセカンド福原が好捕したものの、その後のファーストからサードへの送球にミスが出て2点を失ってしまう。
しかし最終回、相手投手が2番手大西に代わったところで、ビッグアプセットが意地を見せる。1アウトから4番の助っ人高柳が振り逃げで出ると、桜町のショート後方のフライ、岡安のショートゴロが連続してエラーを誘いまず1点。続く村上のサードゴロもセカンドへの送球がエラーとなり、満塁のチャンスに、橋爪が強烈なピッチャーライナーで2点目、更に楠本のショートゴロの間に岡安が帰り3点目。この時点で残り時間が5分となり、最終バッターと宣告されて打席に入った大河原が今シーズン待望の初ヒットとなる内野安打を放ち、これでこの回計4点を返したところでゲームセット。先週の雷雨コールドに続き、今回は時間切れと後味の悪い連敗となった。
来週は人数の関係で試合は組まずに、東台で練習を実施予定。大会まで最短であと2週間という時期になり、練習参加者、不参加者とも、夏の疲れをしっかり取り去り、ベストのコンディションで調整して欲しい。
~監督談話~
まずは、櫻町の記念の100安打と100打点が2回裏に達成された。ライト線をライナーで抜ける文句のない一打だった。櫻町、おめでとう。
ところが、攻撃面ではこの一打以外に最終回前までいいところを出せなかった。主力の欠場が響いたか・・・、私と末永の不調が目立った。大会までにバッティングのコンディションを上げるべく自助努力しかない。
7回裏にしぶとく繋いで得点を重ね、最後はチャンスを残して時間切れに持ち込む執念を見せた点、これは良かった。土壇場での橋爪と大河原のタイムリーヒットは特筆もの。
守りの面では幾つか凡ミスが出たが修正可能。ミスが出た後にことごとく得点されたことの方が気になる。ミスした後に点を取られていると知らず知らず大量失点になりがち。この辺、守りの方も今一つ緊張感に欠けてしまった。但し、福ちゃんの左右前後に動くスピーディーなプレーは唯一光った。特に、一二塁間のゴロに飛びつきアウトにしたプレーは強烈な印象を残した。
攻撃面は自助努力によるバッティング調整を行った上で、本番では、更に局面局面での考えた打撃、そしてサインプレーによる果敢な攻めと、今までやって来たことを確実にできるよう仕上げよう。守備面では、バッテリーに限らす、一二塁手同士とか、二塁と遊撃手、三塁と遊撃手、外野手も外野手同士で頻繁に声を掛け合って守備位置を確認する等、一体感と緊張感を持ってやって行こう。