(23)8月27日(土) 大宮健保グラウンド
~ガンバロウ大会、よもやの逆転負け~
今年もついに来たガンバロウ秋の大会。前日の雨も夜半にはあがり水はけのよい大宮健保グラウンドでいよいよ一回戦。しかし今回も野球の神様はビッグアプセットに試練を用意していた。先発予定谷上が前日から体調不良でダウン。急遽先発を石井にキャッチャ―を村上に変更しての布陣。また、三郷でのパテント杯がまたもグランド不良で中止になった橋本がリリーフ要員で急遽駆け付けてプレーボール。
相手チームのアイフォーコムスピリッツは会社の野球部だが人数は9人きっかりで、うち2名はガンバロウTシャツでの参加とあきらかに人数あわせの模様。これで油断が生じたわけでもなかろうが試合は思いもよらぬ展開を見せる。
初回、アイティーコム先頭バッターのショート後方へのフライを黒須が後ろ向きで好捕したのを皮切りに2番、3番は三振でチェンジ。
その裏、ビッグアプセットはアイティーコム先発の切れのよいスライダーに手が出ず3者三振。更に2回、3回、4回と両投手一歩もゆずらず三振と凡打の山が築かれてゆき、6回表を終わったところでなんとアイティーコムはノーヒットの3四死球11三振。ビッグアプセットはノーヒットの10三振。全く外野にボールが飛ばずノーヒットノーラン対パーフェクトの投手戦。
ここで芝田がやってくれた。6回裏、先頭バッターで2球目を振り抜くと打球はレフトを越え雨で湿った芝生をものともせず転々と転がり、相手の中継がもたつく間に芝田は一気にグラウンドを一周してホームイン!!
なんと初安打が貴重な先制点となりチーム全員狂喜乱舞。
このまま7回表を抑えれば2回戦にコマを進めることになるのだが、ここで悪夢のシナリオが待っていた。アイティーコム先頭のサードゴロをさばいた芝田のファースト送球が右にそれて出塁を許す。次打者のときに石井の牽制がボークと判定されノーアウト2塁。そして、石井の高めの球がうまくあわせられてしまい右中間への同点ツーベース。1死後、アイティーコム7番の放った打球がライト村上の前に落ちセカンドランナーがホームインして逆転となる。
最終回の反撃も不発に終わり全員がぼう然とするあまりにも、あっけなく無情な敗戦。勝負は最後までわからない。野球の恐ろしさを改めてかみしめる結果となった。
あきらめきれないナインは早々に来春のガンバロウ大会の申込を決めて「早期申込敗者枠」を獲得し9月17日開催に2回戦に辛くも出場の権利を獲得してからグラウンドを後にし、大宮の町に繰り出して大反省飲み会を繰り広げたのであった。
~監督談話~
最終回のぼくのエラーで逆転のきっかけをつくってしまい、個人的にも何とも悔しくやりきれない敗戦だったが、結論から言うと敗者復活を確保し、大会は改めて始まると考えている。
とはいえ、試合として最大の課題は攻撃だろう。21アウト中14三振では勝負にならない。どんなにいいピッチャーでも、転がして相手の守備機会を増やすことによってチャンスはつかめたはず。7イニングでこちらは14三振、あちらは11三振。この差が1点の差だったというのは言いすぎか。どんなにいいピッチャーでも内野に転がしていけばチャンスは生まれるはず。その辺の人の良さがうちのチームの弱点とは思っているが、それが出てしまった試合だった。
とはいえ石井さんのピッチングは見事の一言。駆けつけてくれた橋本くん、サポートしてくれた大河原はじめ、チームとして勝利につなげられなかったのは悔しい。最近ますますレベルの上がっているがんばろう大会。こうした試合をモノにするためには、しつこく1点を取りにいく攻撃、これが大きな課題だろう。9月17日に改めて一回戦。敗者復活の意地を見せ、上位進出を目指してがんばろう。