(25)9月10日(土) 猿江恩賜公園野球場
~残暑の夜の夢!桜町の逆転サヨナラホームランで劇的勝利!~
敗者復活枠での仕切り直しのガンバロウ大会を翌週に控え、昨年一度対決し引き分けているLanfranco Dettori(LFD)との対戦は時間切れ寸前の最終回桜町の逆転サヨナラとなる柵越えのスリーランホームランという見事な幕切れで最高の勝利を飾った。
谷上、石井、橋本を欠いたこの日先発は桜町。初回、連続フォアボールでいきなりピンチを迎えるがここで本日の助っ人1号のキャッチャ―東郷が見事な牽制で一塁ランナーを刺すと、助っ人2号、東郷の後輩佐藤くんがサードで華麗な守備を見せて無得点。
1回裏、西村が先頭起用に応えてスリーベース。助っ人佐藤のレフト前ヒットで帰りビッグアプセットが先制点。
しかし2回表、桜町は先頭から3者連続の四死球でまたもピンチを迎えエラーもからんで4点を失い逆転を許す。
2回裏、末永、大友、佐藤のヒットで2点を返し1点差となったところで3回からは末永が2番手のマウンドへ。
3回裏、先頭黒須が推定飛距離100メートルのレフトオーバーを放つも黒須残念ながらサードでタッチアウト。この回芝田がツーベースで続いただけに惜しまれる無得点。
末永は打たせてとる老練なピッチングで奮闘するが4回、ショート黒須が走塁疲れかゴロを捕球後に足を滑らして出してしまった走者を返されて1点を追加され、5回にもファースト後方へのポテンヒットから2点を失いここまでで3対7。
しかし、野球は最後までわからない。三番手でマウンドに登った助っ人佐藤が6回、7回を三者凡退に抑えると、流れはビッグアプセットに再び傾いてきた。
6回裏、桜町がセンター前ヒットから気迫の盗塁でチャンスを作り芝田がフォアボールで続き、末永がサードのグローブをはじくレフト前ヒットで桜町を返す。
村上もライト前ヒットでノーアウト満塁と攻め立てたが大友の打球は不運にもショートライナーでサードランナー芝田が戻り得ずダブルプレー。大河原もピッチャーゴロに倒れこの回1点どまり。
そして残り時間あと10分で始まった最終回、西村、佐藤が四死球で出てノーアウト1・2塁、東郷の痛烈なセカンドゴロが間一髪の内野安打となり満塁のチャンス、黒須のサードゴロを相手がはじいたところでベンチが一瞬湧いたがこれはLFDのショートが見事なカバーでセカンドランナーを封殺しワンアウト、この間にサードランナー西村が帰って5対7。
そして打席には桜町。LFD2番手の内角球を見逃さず振り抜いた打球はライトへ一直線に伸びてゆき夜空に消える逆転サヨナラスリーランとなった。
バンザイのポーズでベースをゆっくりと一周の桜町を狂喜乱舞のビッグアプセットナインが手荒く祝福。最後の最後まであきらめない姿勢に野球の神様がほほ笑むということがこの夜あらためて証明されたのであった。
~監督談話~
正に千両役者!櫻町の夜空に虹をかけるような逆転サヨナラホームランは、みんなの気持ちを一気に明るくさせてくれたし、大会の最中に勢いをつけてくれたという点で本当に大きい。またその前のセンター前ヒットも含め、櫻町の打棒の本格復活で打線に厚みがでてきた。
試合のほうは櫻町、末永がしぶとく試合をつないでくれたのが勝利の要因だ。メンバーによっては時々こういう試合をしなければならないと思うが、それでも中身のある試合にできたことも大きい。
今週はいよいよ大会。黒須・桜町の中軸も当たりがでてきたし、あとは試合展開や相手投手によって工夫ある攻めができれば勝てる。