⑩ 5月7日(土) 大宮健保グラウンド
~金山ベースボールクラブに打線が沈黙 1―7で涙飲む~
先週に引き続きガンバロウ大会の2回戦に臨んだビッグアプセットであったが雨の中自慢の強力打線が完全に沈黙。黒須のホームラン1本のみのわずか1安打に抑えられてしまい3回戦進出はならなかった。
試合開始は午後3時、ビッグアプセットの苦手な朝一を回避し満を持しての先発メンバーは1番センターが黒田から谷上に代わった以外は前週と同様の布陣。午前中は都内や埼玉、千葉で局地的に豪雨が降り実施可否も危ぶまれたが、幸い大宮健保グラウンドにはさほど雨は振らずにプレーボール。
1回裏、先発石井から金山ベースボールクラブがツーアウトの後、ライトオーバーのツーベース。更に次打者のセカンドゴロを黒須が痛恨の悪送球で1点を先取される。
2回表、エラーの晩回にバッターボックスへ向かった黒須のバットが火を噴く。芯で捕らえた打球がぐんぐんセンターへ飛び、湿った芝でセンターが足を取られる間に一気にダイヤモンドを一周し同点のホームラン! 先週に続いて取られたらすぐに取り返すいい雰囲気になった。
しかし天がビッグアプセットに試練を与える。再び雨が振り出し気温が徐々に下がるとともにビッグアプセットナインの動きが鈍り、黒須の後が続かず3回、4回と3者凡退を繰り返す。
一方、金山ベースボールクラブが二順目となる4回裏に石井を捉える。3番、4番に連続して三遊間を抜かれるとフォーボールを挟み6番、7番にも連続安打を許し2点を追加。更にツーアウトから1番バッターに左中間を抜かれ走者一掃のスリーベースを喫し、この回5失点。
必死に反撃をかけるビッグアプセットであったが5回、6回も3者凡退。
逆に6回裏、またも先頭打者にセンターオーバーのスリーベースを浴び、ツーアウト後、前の回にライト田中の代打で出た大河原の後ライトに入った大友の前に落ちたポテンヒットがファールグラウンドを転々とする間に1点
を追加されてしまい1対7。最終回も1・2・3番が相次いで打ち取られゲームセット。終わってみればヒットは黒須のホームランのみ、走者はフォアボールの桜町のみと完璧に抑えられての敗戦であった。
試合後、大宮の坐・和民で反省と次週以降の再出発を誓いあいビッグアプセットの春は終りをつげたのであった。
~監督談話~
このメンバーを揃えての敗戦は仕方ないという気持ちだが、やはりいつもながら大会の敗戦は悔しい。1回戦と同様、1点差勝負に持ち込むべき試合だったが、ワンチャンスをモノにした相手が上だった。初回を除いてこちらも大きなミスはなかったが、守りでもう少しずつレベルを上げれば失点ももっと少なくできたかもしれない。相手投手はレベルが高かったが、1安打1四球だけで終わるのは淡白すぎた。
とにかく、秋の大会目指してまた1からがんばろう!