(22) 6月23日(土) 調布関東村野球場
Gリーグの2戦目となる対コマンドZ戦。ビッグアプセットは終盤打線が爆発し、10対1で快勝し、リーグ戦連続優勝へ貴重な一勝をあげた。
場所は調布関東村4-Eグランド。アウェーで臨んでの一戦であったが、試合が始まる前から思いがけない罠が待ち受けていた。京王線飛田給駅下車、AJINOMOTOスタジアムの向こうあたりとの情報で現地に向かってみると、地図にも現地にも関東村の表示がない! 地元の人に聞いても分からない!現場が調布市と府中市のグランドが隣接していて、隣まで来ているのに4-Eに入れない!ということで殆ど全員が道に迷い、とうとう監督代行桜町は1時間前には車で近くまで来ていながら試合前の整列時点で着替え中、さとみんにいたっては駅から40分かけて2回裏にようやく到着というありさまであった。
試合の方はコマンドZ上野投手にタイミングがあわず、打線が2順する5回までの間、熊野のセンターオーバーのホームランによる1安打1点のみの貧攻。
他方、末永は3回振り逃げ・ツーベース・四球で招いた1死満塁のピンチを連続三振でねじ伏せ、4回も橋爪が頭上を越えられたツーアウト3塁のピンチも冷静にピッチャーゴロで抑える力投を見せる。
そして6回、その末永がフォアボールを選んで追加点のチャンスを作ると、大河原三振の後、熊野が三遊間を破るヒットで続き、この日ビッグアプセットのユニフォームでの初参戦となる飯田がレフト前にあざやかなタイムリーで貴重な追加点を奪った。
更に圧巻は7回、5番橋本から始まり桜町の四球を挟みなんと8連続安打で8点を奪い試合を決めたのであった。特にこの日ミットが間に合わず根性でグローブでのキャッチャーを勤めた熊野は猛打賞となる3本目のヒットでこの日の最優秀選手、末永はライトへツーベースで投打にわたる活躍で優秀選手に選出された。また、橋爪、西村のエンタイトルツーベースと、大友のセンター前クリーンヒットと盗塁、飯田のこの日2本目のライトへのツーベース、サードへのラッキーな内野安打で今期の好調さを持続させた大河原などもは、ビッグアプセットの底力を見せ付けるものであった。
最終回、末永は先頭バッターを四球で出すも次打者を三振に気ってとり1アウト。そして次打者の打球がファーストゴロとなり、飯田がベースを踏んで二塁に送球すると3-6-3のダブルプレーしかイメージいなかったショート西村がランナーへのタッチを失念、次打者のライト前ヒットで惜しくも完封を逃してしまった。
試合後、吉祥寺土間土間ではガンボロウ大会の1回戦から4回戦までの模様が大友監督により素晴らしい出来栄えに編集されたDVDが配布され、休日出勤で無念の欠場となった村上がかけつけ、新入団の飯田を交えて、勝利の余韻にひたったのであった。