(29) 8月5日(土) 平和島公園野球場
好チーム昭鉄ブルーハーツとの真夏のナイターに臨んだビッグアプセットは、楠本の好投と、切れ目のない打線がうまくかみ合い、12-5で圧勝。今季ブルーハーツ戦を4連勝とし、秋の大会へ弾みをつけた。
この日のクライマックスは4回1死1塁の場面でやってきた。打席にはおニューの黄金バットを掲げた社長大友。鋭いスイングから放たれた打球は、真芯でとらえることははできなかったものの、大友の執念が乗り移ったかのように内野に転がり、大友の激走もあって見事な内野安打に!待ってましたの今季初ヒットとなり、ベンチは蜂の巣をつついたようなお祭り騒ぎとなった。大友は2回にも四球で出塁した後、セカンドへ猛スライディングのハッスルプレーを見せるなど、最近のモチベーションの高まりを感じさせてくれる熱いプレーでチームを引っ張った。
これに呼応するように、大河原もヒットこそでなかったものの、チャンスで確実に内野ゴロを転がすなど計3打点の大活躍。この調子でいけば、間違いなく初ヒットは近いと予感させる見事なパフォーマンスだった。
大友、大河原に触発されたかのように、ビッグアプセット打線は初回ツーアウト2、3塁のチャンスに末永がしぶとくレフト前に落とす先制2点タイムリーで先制すると、2回には黒田の2点タイムリーなど打者11人で猛攻し6点をあげ、3回4回にも着実に加点し、試合を決めた。
また守ってもサード末永の度重なる失策にもめげず、先発楠本が冷静なピッチングを披露し、強打のブルーハーツを手玉に取ってみせた。さらにキャッチャー黒田もすばらしいキャッチングと強肩を見せるなど、新たな可能性を見せてくれた。
これで今季成績を16勝12敗としたビッグアプセット。今後もどんどん強豪チームと対戦を組んでいくので、中身の濃い試合をして実力をアップさせていこう!
~監督代行談話~
今日は、結果的には相手の12四球やエラーなど自滅による勝ちの側面もあったが、初回の芝田のヒットで勢いづき、末永が先制し優位に立つ、勝ちの鉄則である「先制」をしたことが大きく、その後の相手に力みを与えたとも言える。大河原の3打点、大友の初ヒット&好走塁、素晴らしかった。大友初ヒットおめでとう!
また今日の試合で特筆したいのは橋爪の好走塁。相手のサードがファーストに投げたのを見て三塁から一気にホームインした積極的な走りはまさに隙のない野球を体現したものだと思う。
楠本も、1本ホームランを打たれたものの終始安定感ある粘り強いピッチングで、テンポも良く、バックから見ても頼もしいナイスピッチングだった。
全体として、相手に惑わされず、我々の「全員野球」を実践できた好ゲームだった。さらにレベルアップして相手に威圧感を与えるチームになろう。