(32) 10月22日(土) 神宮外苑野球場
草野球のメッカ神宮外苑軟式野球場で行われたバビグリンとの再戦は、序盤に末永の乱調と守備の乱れで5点を失う予想外の展開。しかし、4回裏に満塁からの熊野の起死回生の走者一掃のスリーベースなどで5点差を一気に追いつくなど、驚異的な粘りを見せ、負け試合を引き分けに持ち込んだ。
バビグリンとは1ヵ月半前に対戦し完勝しているだけに、どこかに心の隙があったのか。完封宣言をしていた末永が初回からつまずく。2つのエラーとフォアボールでワンアウト満塁のピンチにまさかの押し出しでまず1点を先取され、さらにワイルドピッチでやらずもがなの2点を献上。3回には、3連続四球とコントロールを乱し、2本のタイムリーで3失点。ボールは走っていたものの、心が高ぶり球が高めに浮くという最悪のパターンで失点を重ねてしまった。
しかし、ペースを変えねばと4回からはじじい投法に変えるや、相手打線は面白いように凡打の山を築く。このペースチェンジが功を奏したのか、打線も4回に奮起。楠本が反撃ののろしを上げるタイムリーで1点を返すと、村上が技ありのライト前ヒットでチャンスを拡大。そしてこの日の最大の見せ場、満塁のチャンスに熊野がレフト頭上をはるかに越える走者一掃のスリーベースヒット!! 塁上の3人のランナーが次々にホームに還り、一気に1点差に。さらに福原がレフトへ同点の犠牲フライを決め、ビッグアプセットは鮮やかな集中攻撃で一気に追いついた。
欲を言えば、5回7回と一気に突き放すチャンスがあったが、ここは惜しくも凡退し、勝利まではつかめなかったのが今後の課題。しかし、流れが完全に相手ペースだったのを一気に引き戻して引き分けに持ち込んだのは、チーム力が着実にアップしていることの表れと言えよう。5割越えは次のエクソダス戦で必ず果たしたい。
試合後は信濃町のレストランで飲み会。悲願のシュラスコはお店が満員で残念ながら口にすることはできなかったが、それでも酒もつまみもたらふく飲んで食べて、今季残り試合全勝を誓い合った。