⑮ 6月5日(日) 芝公園野球場
今季初のナイターに臨んだビッグアプセットは、4番芝田、5番桜町のアベックホームランが飛び出すなどパワーで圧倒。韋駄天福原も相手の警戒網を潜り抜けさすがの快足ぶりを披露すれば、守ってもキャッチャー村上が矢のようなセカンド送球で相手の足を完璧に封じ、エース末永も要所を締めて、1ヵ月ぶりの勝利。初対戦のウイングビートさんはマナーもよく、気持ちのいい好チームだったので、今後も末長いお付き合いをしたくなるナイスゲームだった。
この試合のハイライトは4回裏。闇夜を切り裂く弾丸ライナーが左中間をあっというまに抜けていく。4番芝田がいきなり魅せてくれた。鮮やかな今季第1号が導火線だった。圧巻だったのが5番桜町。低めのストレートをとらえた打球は高々と夜空に舞い上がり、ライトフェンスをはるかに超えて後方の首都高速の道路に吸い込まれて消えていった。アンビリーバブル! 推定飛距離120メートルの驚愕弾に、芝公園球場は一瞬静寂に包まれ、しばらくして歓声とため息が夜の帳に交錯した。
相手選手もが脱帽するほどの、草野球ではめったにお目にかかれないすごい一発で、ビッグアプセットは一気にペースを掌握した。結局終わってみれば10-3の圧勝劇。合宿後2連敗していたもやもやを思い切り払拭する、痛快な勝利だった。
これで今季成績を9勝6敗の貯金3とし、次はあの超スラッガーを擁するナイトホークスに挑む。2月の勝利がフロックでないことを証明するためにも、きょうの1勝の持つ意味はとてつもなく大きい。
試合後は高田馬場の「わたみん家」で食べまくり飲みまくりの大祝勝会。投打のバランスがきょうのようにかみ合えば、さらなる飛躍は間違いない。今季10勝目を目指して、次戦も魂のプレーをしよう!
※個人打率は通算成績ですが、チーム打率はその試合の打率です