⑬ 5月21日(土) 目黒砧球技場
5連勝を目指したビッグアプセットだが、エース末永が序盤でまさかの大量失点を喫し、後半怒涛の追い上げを見せたものの、完敗。今季成績は8勝5敗となった。
先週腰を痛めた末永だが、マウンドでは肩が軽く真っ直ぐのスピードもなかなかで投球練習のときは好調と思われたが、そこに落とし穴が待っていた。初回その真っ直ぐをことごとく狙われ、4安打で3失点。2回も51歳の1番神谷にこれまた真っ直ぐを推定飛距離100メートルのツーランホームランをレフトへ食らう。さらに3回にも2発、7回にも痛恨の1発と、チーム結成史上最悪の1試合4被弾。
途中、チェンジアップを使って緩急をつけリズムを取り戻したが、今後はもっとコントロールと緩急を意識した丁寧なピッチングが求められよう。
しかいし、打撃と守備で随所に見るべき点はあった。福原がセンターでヒット性の当たりを鮮やかなダイビングキャッチを見せれば、攻撃でも1安打、4盗塁。相手のスキをつき、セカンドから一気にホームを陥れたベースランニングは鮮やかの一言。村上も絶妙にバントヒットを見せれば、山下も逆らわないライトヒッティングで最後まで試合を捨てない意地を見せた。
さらにはこの日欠場予定だったのに、急遽出場した橋爪が6回に反撃ののろしを上げる左中間へのスリーランホームラン! この一発で息を吹き返したビッグアプセットは、一時13点差をつけられたものの、最後は4点差まで詰め寄り、あわやとのところまで相手を追い詰めた。
新加入の開出も途中で足を痛めたものの、技ありの2試合連続ホームランを見せてくれたし、あとはピッチャー末永がおデブから脱皮するために食べすぎを悔い改めれば、再度上昇気流に乗ることは確実。
次は絶好調楠本が登板するし、アルティメットクラッシュで勝利をもぎとろう。
※個人打率は通算成績ですが、チーム打率はその試合の打率です