(34) 11月5日(土) 多摩川緑地野球場
監督不在の中、天気にも恵まれた今期第34戦を戦ったビッグアプセットは、若干雑な試合ではあったものの、着実に勝利を挙げ、貯金2とした。
初回、四球で出た黒田を一塁に置き、村上が前日の朴コーチの教えを着実に活かし技ありのセンター前ヒット。俊足黒田がすかさず三塁を落とし入れ、山下の内野安打で先制。桜町の押し出し、芝田の内野安打、さらに大河原の気迫の押し出しで一気に4点を奪う。続く2回にも2アウトから、好調村上の二塁打を足がかりに朴の二塁打で2点を追加、4回には山下の二塁打などで3点、5回には久々、小職橋爪のレフトオーバーのホームランが飛び出すなど、12安打で11得点をあげた。
守っては、先発楠本は前回と打って変わってコントロール、球のキレともに悪く、しばしば痛打を浴びるが、外野陣を中心とした安定感のある守りに支えられ、何とか我慢のピッチングで今期5勝目を完投で飾った。
それにしても、ライン際の特大ファールフライを取った山下、強烈なセンターライナーやフェンス際の特大飛球を難なく捕るセンター黒田、ライト前ヒットを当然のようにライトゴロにする熊野の強肩等、実に見事な守りだった。
しかし、今日のハイライトはむしろ試合の後、と言っても良いかもしれない。試合後、蒲田のワタミになだれ込んだビッグアプセットの面々は、3時間余りにわたり、朴熱血コーチの個人指導を徹底してうけ、まさに目からうろこの連続であった(一部の選手は直後にバッティングセンターに直行したとか)。特に大河原の指導では、桜町臨時コーチも乱入、30分にわたりスイングの基本が叩き込まれた。朴コーチへの恩返しは、やはり試合で結果を出すことが第一。是非、各選手が問題意識を持ち、更なるレベルアップにまい進したい。
来週は、昨年のがんばろう野球大会で惜敗した、四谷ROXと久々の対戦が組まれている。是非とも雪辱し、今期18勝目をゲットしよう。