⑯ 4月21日(土) 天王洲公園野球場
前週の合宿での練習結果を発揮すべく臨んだ対EXODUS戦。ビッグアプセットは打線が17安打16点と猛打が爆発し快勝し、2週間後に迫ったガンバロウ大会に向けて力強い勝利をものにした。
EXODUSは立ち上がり、先発末永からレフト前ヒットで出た先頭打者・児玉が次打者の内野ゴロで一気に進塁した後、ライト前ヒットで帰り先制。
しかし、合宿で各種の場面を想定して練習を重ねたビッグアプセットは全く動じない。末永が後続を断ち最少失点に抑えると、1回裏すかさず反撃に出る。熊野、山下のヒットと桜町の四球で作った2死満塁のチャンスで黒田が走者一掃のセンターオーバーツーベースであっさり逆転。さらに左転向の村上がイチローばりのショート内野安打の間に黒田が帰りこの回4点。
1点返されて4対2の4回裏、桜町、黒田の連続ヒットの後、大友が今期初ヒットをライト前に放ち満塁。続く大河原が四球を選び押し出しでまず1点。2死後、橋本からセンターの頭上を越えるグランドスラムが飛び出し、この回打者一巡の猛攻で5点をもぎとった。
続く5回にはライトオーバーの特大ツーベースで出た桜町を村上がこれもライト前にはじき返してまず1点、さらに大友が四球の後、大河原が右方向にきっちりゴロを転がすと、これが運良くライト前に抜けて2点。続く熊野のレフト前タイムリーで3点目を入れた後、橋本が2打席連続となる3ランホームランを放ちこの回は6点。
先発末永は5回を5安打2失点に抑え、通算500イニングの記録を達成すると、6回からはダブルヘッダーも予想される大会をにらみ、バッテリーが橋本、熊野に交代。橋本はホームランの全力疾走の直後のためか1点を失ったものの、後続を抑えてあぶなげなく2回を投げきり結局16対3の快勝となった。
この日のヒーローはなんといっても3安打2ホーマー7打点の橋本。同じく3安打の3番山下が0打点におわってしまうスイーパー振りであった。また、村上はこの日2安打で左打者への転向を成功させた他、キャッチャーからのサインによるクイック牽制を本番で試したり、最終回にはわざと1塁から飛び出してはさまれる間に三塁ランナー黒田を生還させる連携プレーを成功させる等、大会に向け着々と各種の作戦を行った。
大会に向け、いよいよ緊張が高まっていく中、各自が自分の役割をこなして全力を出し切って目標の3勝を勝ち取りたい。
~監督談話~
今までは、合宿直後の試合は負けてばかりでしたが、今回は16対3で快勝。打線の破壊力もなかなかのものだったと思います。
特に橋本君の打棒が絶好調で頼もしい限り。ただ、打線は良いピッチャーにかかるとどうなるかわからず・・・。大会ではしっかりと守り抜く野球を目指したい。来週はみずほ証券と大田スタジアムでの一戦。大会前の最終調整ということで、合宿等でやってきたことを今一度試しましょう。