20051126

(37) 11月26日(土) 多摩川緑地野球場

まだ一度も勝ったことのないみずほ証券に対して、雪辱を期して臨んだ一戦だったが、2回までに8失点と悪夢の展開。終盤追い上げたもののまたしても力及ばず、返り討ちに遭ってしまった。残念!

試合は初回で決まってしまった。先発末永は慣れない新球を自分のものにしようと試合開始1時間以上前に到着してキャッチャー佐藤と入念なキャッチボール。その甲斐あってか、内野ゴロ2つで簡単にツーアウトを取る上々の立ち上がり。と思われたが、そのあといきなり崩れてしまう。みずほの3番の好打者にチェンジアップを技ありの流し打ちでヒットされると、4番に低めのストレートをレフトの木に直接当たる二塁打を打たれ先制されると、5番に四球、6番にレフトへ特大のスリーランホームラン! これで4失点。その後もヒット、ヒット、四球で満塁にされ、エラーで、初回に痛恨の5失点。

2回も傷口は広がるばかり。2安打2四球で3失点。3回以降は緩急をうまく使い3安打1四球の無失点と抑え込んだだけに、あまりにも痛すぎる序盤の失点だった。

しかし、守備ではライト熊野のスーパープレーが続出し、度肝を抜いた。2回にはライト前ヒットで一塁から一気に三塁を狙った走者を、イチローばりのレーザービームで鮮やかに捕殺。さらに3回には右中間の完璧なヒットを、驚異の鉄砲肩でファーストへストライク送球!信じられないライトゴロでピンチを脱するなど、完璧な守備力を見せ付けた。

打線は初回に福原が四球で出塁するや、二盗、三盗、キャッチャーが逸らす一瞬の隙をついてホームへ猛スライディング! その後体が宙を舞い一回転するスーパーランで1点を返すと、3回にはまたも福原がタイムリー! 6回には桜町、芝田、黒田の新クリーンアップトリオがようやく機能して、2死から桜町の二塁打、芝田の内野安打、黒田の四球で満塁とチャンスを拡大。ここで楠本が内野安打で1点を返し、なお満塁と相手を追い詰め、熊野の打球はナインの期待を乗せ、あわやレフトオーバーのグランドスラム!! と思われたが、打球はレフトのグラブへすっぽり。残念!

しかし、最終回ビッグアプセットはまだまだ粘る。この日絶好調の福原が執念のタイムリーで4点目をあげる粘りを見せたが、最後はついに力尽きてしまった。

これで今季成績も17勝18敗2分と、ついに借金生活に逆戻り。打線も5安打と湿り気味だけに、今季残り試合で、各自が相当気合を入れて臨まないと、悲願の5割達成は苦しくなってきた。

なお、12月18日にウイングビート戦が決まったので、残りは4試合。3勝1敗で乗り切れば悲願の20勝&5割超えが達成できるので、みんな絶対に勝ち取ろう。とにかくしっかり守って簡単に点をやらないことと、少ないチャンスでもなんとか点を取る野球で、ビッグアプセット魂を見せるしかない!