(37)12月12日(日) 西武ドーム!
~夢の西武ドーム!中村橋マガジンズに惜敗するも3ホーマーで満開~
ビッグアプセットの球史に残るビッグゲームを西武ドームで開催。
いつになく早く集まった面々は外野スタンドで試合前からそわそわ。
プロのときよりは落としているという照明も普段のナイターに比べるとまるで違うまばゆいカクテル光線。
幾多のプロが使用した一塁ベンチに陣取ったビッグアプセットナインはグラウンド狭しとおおはしゃぎで試合開始を迎える。
冨永ジュニアの達郎くんの始球式でゲーム開始。マウンドには二十歳のエース谷上。
緊張の中始まった試合もショートフライ、サードゴロを西村、芝田がさばいたあたりからいつものペースになってくる。
その後2人のランナーを出したものの初回は0点に抑える。
1回裏、2番起用に応えた大友がフォアボールでドーム初の累上に立つがビッグアプセットも無得点。
2回裏、西所沢出身の先頭芝田が子供の頃からの憧れの地西武ドームでやってのけた。ライトオーバーの先制ランニングホームラン。ビッグアプセットベンチはまさに狂喜乱舞。
3回表、中村橋マガジンズも反撃、3本のヒットで2点を返し逆転。大舞台にふさわしい好ゲームが展開される。
そして4回裏、今度は黒田がやってくれた。久々出場でフォアボールを選んだ橋爪を2塁に置いて右中間に逆転のツーランランニングホームラン!またもベンチは大騒ぎ。
しかし4回表、ビッグアプセットの守備陣が乱れ4点を失いまたも逆転を許し3対6。
5回からは2番手西村、そして3番手に末永がマウンドに相次いでドームのマウンドに登る。
5回裏、ワンアウトから好調の西村がセンター前ヒットで出るが後続が続かず無得点。
6回、末永は2安打とフォアボールで2点を失うがその裏、またも黒田のバットが火を噴いた。前週チーム2000本安打を放った先頭冨永がセンター前ヒットで出ると谷上が冷静にフォアボールを選び1・2塁としたところで今度はセンターオーバーのランニングスリーラン。
結局6対8と接戦の末破れはしたもののあっという間の夢の2時間はすぎ試合後も思う存分記念写真をとりまくり大満足の一夜となった。
~監督談話~
一塁側ベンチに入り、「We Will Rock You」が流れる中でキャッチボールをして、テンションは最高潮。谷上くんと思わず「生きててよかった!」と叫び合った最高のゲームでした!ぼく自身、キャッチボールのときから飛ばしまくっていて、サードの守備機会もたくさんあって、最高でした。
常に勝ちにこだわっているけれど、今回だけは特別でした。それでも、2番起用に答えて初回出塁してくれた大友、バッティングだけでなく相手も絶賛のランニングキャッチをみせてくれた黒田くん、見た目でも緊張感の伝わってくる大河原、西武ファンの息子さんの前で鮮やかなヒットを打った冨永さん、いつにも増してスピードボールをがんがん投げ込んだ西村、こういう場面でも謙虚な姿勢を崩さない橋爪など、みんな本当に楽しそうにプレーしているのを見ていてとても幸せでした。やっぱり野球は最高だ。