(31) 11月28日(土) 夢の島公園野球場
~打撃戦の末、みずほ証券に涙を飲む~
今週は宿敵みずほ証券戦を相手の夢の島球場での伝統の一戦。みずほ証券はこれが今期の最終戦であり、必勝を期して臨んできた。
ビッグアプセットも前週南海ハーツをくだして今期の勝ち越しを賭けて真っ向勝負の熱戦となったが最終回まさかの逆転負けを喫してしまい涙を飲む結果となった。
1回裏、ビッグアプセットは先頭谷上がデッドボールで出塁。先頭打者としての役割がすっかり定着した感がある。ツーアウト後、桜町・橋本がライトへ連続ツーベースで幸先よく2点を先取。
2回裏、みずほ証券三輪監督がはいったサードを芝田、西村が攻め立ててエラーを誘いワンアウト2・3塁としたところで10番大河原がライトへタイムリー。更に窪田がレフトオーバーのツーベースでこの回3点を追加して5対0とリードを広げる。
先発橋本はお子様二人が応援する中、快調に飛ばし3回にまで内野安打1本とフォアボール1つのみの完璧な投球。
ところがみずほ証券も二巡目に入った4回から反撃を開始。3番森井がセカンド後方のポテンヒットで出塁するとここから何と連続6安打の猛攻で5点を返し試合を振り出しに戻して来た。
しかしビッグアプセットもその裏、西村・大友が連続四死球で出ると大河原から何とレフトオーバーの2点タイムリーが飛び出して再びリードを奪う。続く谷上がサードゴロで大河原を三塁に進めたところへ、またも窪田がセンターオーバーのスリーベースを放ち、その後山下のサードゴロエラーで帰ってこの回計4点で9対5と、今度こそ試合を決めたかに見えた。
みずほ証券が5回から東郷をマウンドに送ると、ビッグアプセットも6回に肩が復調してきた谷上が登板した。まず先頭三輪の当りがファースト後方に落ちる不運なツーベースとなり、ワンアウト後セカンドゴロを助っ人尾崎がはじいてしまい1点を返されるが次打者をレフトフライに打ち取りツーアウト。
打順がトップに帰り神野選手のショート後方へのフライを西村がグローブにあててからセンター橋本の正面にはじいてしまい、橋本も惜しくもとれず2点目を返される。その後もファーストゴロが内野安打、サードライナーが強襲ヒットとあと一歩のところで3つ目のアウトを取ることができず最後に東郷のセンターオーバーのツーベースで逆転となる5点目を失ってしまい9対10。
時間切れで最終回となった6回裏、先頭谷上がフォアボールを選び逆転への望みをつないだが窪田の二遊間への強いあたりは何とゲッツーに打ち取られてしまい一瞬にしてツーアウト。最後は山下がライトフライに倒れ宿命の一戦の勝利の女神はみずほ証券に微笑んだのであった。
~監督談話~
一言でいえば「あとワンアウト」が取れずに負けたゲーム。キャッチャーをしていて、橋本・谷上両投手とも球はよかったし、完璧に打たれた当たりもそれほど多くはなかった。ひとつのアウトをきっちり取れれば楽に勝っておかしくない試合。間をとってテンポを取り戻すべきだったか、守備体型の確認・徹底が足りなかったのか、打球に対する声だしがなかったのか、大会などでも大きなポイントになるので、各自よく考えたい。