(27) 8月18日(土) 東台野球場
リーグ戦前期最終戦は、宿命のライバル南海ハーツとの一戦。お互い手の内を知り尽くした者同士のガチンコ勝負は、2回までに8点を挙げたビッグアプセットが10対0で圧勝。前期戦績を4戦全勝とし、2年連続優勝へ向けぶっちぎりで折り返し点を通過した。
すさまじい先制パンチだった。初回、トップバッターに起用された橋爪がじっくり選んでフォアボールで出塁すると、2死後4番山下がきっちりセンターへタイムリーを放ちまず1点。さらに4つの四死球にワイルドピッチでこの回3点を奪うと、2回にはさらなる波状攻撃を仕掛ける。4つの四球をからめつつ、芝田、村上、末永が左に右に3本のタイムリーツーベースを放ち一気にこの回5点を挙げるビッグイニング! 試合の趨勢は完全にビッグアプセットのものとなった。
守っても先発した楠本が先週の雪辱を果たさんとナイスピッチングを披露。7本のヒットを浴びたものの要所を締め見事にハーツ打線をシャットアウトし、今季9勝目をゲットした。また楠本の気迫に応えるように守備でも随所に好プレーが続出。特に中継プレーはほぼ完璧で、ショート西村は左中間を深々と破る当たりを追い、山下からボールを受けるとサードまでの約50メートルの距離をドンピシャのストライク送球でタッチアウトに屠るイチローばりのレーザービームを見せ付けた。
これでビッグアプセットは20勝7敗と13の貯金を積み上げ、次週秋のガンバロウ野球大会に最高の状態で臨むことになる。春以上の成績を目指し、さらなる高みへ一人ひとりが一路邁進していこう。
最後に、この日2安打を放った好漢熊野が、9月から香港に赴任するため次週の試合を最後にチームを離れることになった。これまで数々のファインプレーとチャンスに強いバッティングでチームに貢献してくれた熊野の前途を祝し、試合後、高田馬場の「坐・和民」で送別会を開催。素敵な奥様、かわいすぎる愛娘・倫ちゃんも駆けつけてくれたことで宴は大いに盛り上がり、ナインは熊野への感謝と野球のすばらしさを改めて実感するひとときを持つことができた。
熊野、本当にありがとう。香港に行ってもたまにはビッグアプセットのことを思い出して、辛口のエールを送ってほしい。そして4年後の復帰をナイン一同首を長くして待っているよ!
~監督談話~
10対0と攻撃に守りに充実の勝利だった。楠本は打たれながらも要所を締め、またバックもよく守り、0点に封じたことに高い価値があったと思う。特に西村の動きの良さ、うまさが光った。その他にもそれぞれが持ち味を発揮し、次週からの大会へ向け気持ちよく、また自信を持って臨めるね。
次週の出欠予定者ですが、現状、まだ7名という状況で若干心配です。福ちゃん、木全他、まだ検討の余地がある方・・・出席表明を是非お願い致します。今度もベスト8以上を目指して頑張ろう!