(22) 6月17日(土) 大田スタジアム
蒸し暑い大田スタジアムで行われたリーグ戦第2戦。ビッグアプセットは楠本の快投と、末永・西村・熊野の3本塁打を含む18安打18得点で快勝、リーグ戦を2戦2勝とした。
初回に連続長打で先制点を奪われたビッグアプセットだったが、2回・3回のビッグイニングで勝負を決めた。まず2回、連続四球のあと熊野が三塁前に絶妙のセーフティーバント、これが相手の守備の乱れを誘ってまず同点。楠本ヒットのあと末永、芝田が連続押し出しでリードを奪い、満塁から山下が左中間を痛烈に破る走者一掃の三塁打。さらに桜町のタイムリーも出てこの回7点。
さらに圧巻は3回だった。この回も四球による一死満塁から、末永が左中間を深々と破る満塁ホームラン!さらに芝田、山下のヒットに桜町のタイムリー、ランナー2人を置いたところで西村がセンターオーバーの痛烈な打球、劇走のランニングホームランとなってこの回8点をあげた。
その後もビッグアプセットは手を緩めず、4回には熊野が大田スタジアムでなければオーバーフェンス確実の長距離本塁打、5回は復活桜町の強烈ライトオーバータイムリー二塁打、6回は芝田のタイムリー三塁打などで着実に追加点をあげた。
投げては九州支店長に栄転となった楠本がテンポのよい投球で7回を91球、5安打の1失点に抑えるナイスピッチング。長い味方の攻撃にもテンポを崩すことなく、逆に短い守備時間によって試合の流れを完全に味方のものとした。楠本はこの試合のMVPを獲得、支店長栄転とあわせてダブルの栄冠に輝いた。
この試合では1番セカンドの末永が全打席出塁、3安打5打点の大活躍。山下も3安打で指定席の4割が見えてきた。また不振にあえいでいた桜町が快心のツーベースを含む3安打と完全復活宣言も間近の模様。また守ってはノーエラー、特に監督兼任捕手の村上が相手の盗塁を二度阻止するなど、全く隙のない試合運びを見せた。
~監督談話~
攻撃に守りにしっかりとした試合ができた。本当に良く打った。先制点は取られたものの早い回に大量点を取って逆転、その後も緩めることなく追加点を奪い、完全に主導権を握り試合を進めることができた。守りでは、楠本が絶好調とは行かなかったが、要所を締め大味な試合にすることなく見事な完投勝ち。この試合に関しては、攻守とも言うことなし。
相手がどうあれ、いかに自分達が優位に試合を進められるかということが大事になる。これからも、とにかく相手より早く1点でも取り優位に立つことを意識してやって行こう。