⑯ 6月28日(土) 東台野球場
「ほぼベストメンバ-で快勝。村上監督の栄転に、華をそえる!」
村上監督の大阪転勤という、衝撃のニュ-スから一夜明けたこの日、梅雨特有の蒸し暑さの中、予定通り試合は行われた。
今日の相手は、初対戦のグロ-リ-ズ。チ-ム力は未知数ながら、なかなかの強敵のようだ。先発は楠本。4月以来の久しぶりのマウンドで、心配されたその立ち上がり、三者連続のセカンドゴロと、順調な滑り出しを見せる。右肩痛で、送球が心配されたセカンド西村も、軽快にゴロをさばいて一安心だ。グロ-リ-ズの先発は、サイドスロ-の長身右腕。一見打ち頃に見えるが・・・・・
1回裏、先頭打者は黒田。チ-ム屈指の強打者だが、今季はやや打撃不振におちいっている。しかし、いきなり魅せてくれた。鋭く振りぬいたバットから、眼の覚めるようなセンタ-前クリ-ンヒットで、出塁する。しかし、後続が打ち取られ、おしくも先取点には結びつかない。2回表、楠本は2安打されながらも、落ち着いて要所を締め、無失点で切り抜ける。そして2回裏、ドラマが待っていた。
桜町・西村と簡単に打ち取られ2アウト。ここまでと思われたが、続くバッタ-はこれまた久しぶりに登場の福原だ。その福原だが、死球で出塁すると、俊足を生かし、盗塁とワイルドピッチで瞬く間に三塁へ。そして、またもやワイルドピッチでなんとホ-ムイン!無安打で先取点をもぎ取ってしまった。
その後3回・4回と無難に乗り切った楠本だが、5回に落とし穴が待っていた。先頭打者にセンタ-前ヒットを打たれると、次の打者のセカンドゴロの間に、2塁に進まれてしまう。しかし、次の打者をセカンドフライにしとめて2アウト。勝利投手の権利(今日は9回制)まで、アウト後一つまでこぎつける。なんとか後続をしとめたい楠本だったが、ここで続く打者にセンタ-オ-バ-の2塁打を浴びて、同点とされてしまう。しかし、この日のビックアプセットには、この男がいた。
同点とされた5回裏、先頭打者は福原。センタ-前ヒットで出塁すると、またもや盗塁とワイルドピッチで三塁へ。そして続く大友の、ピッチャ-ゴロの間に、俊足を生かした福原はホ-ムイン。あっという間に同点に追いついてしまう。まさに韋駄天の復活だ!
さらに6回、エラ-で出塁した芝田を、橋本が鮮やかな左中間オ-バ-の2塁打で迎え入れ、これで3対1。試合の主導権を握る。
そして圧巻は、7回裏だった。交代した敵2番手投手から、福原・大友・楠本が鮮やかな3連続ヒットで出塁すると、黒田・村上の連続フォアボ-ル、芝田のライト前ヒット、橋本のこの日2本目のツ-ベ-ス、桜町のセンタ-前ヒット、打者一巡した福原の、この回2本目、今日3本目猛打賞のサ-ド内野安打、大友のこの回2本目のセンタ-前ヒットなど、打者16人・8安打の猛攻で、大量10点を取り、試合を決めてしまった。
投げては、久しぶりの投球だった楠本が、6回まで1失点の安定したピッチング。7回から交代した末永も、足にやや不安はあるものの、続く3回を散発2安打・無失点の、完璧なリリ-フを見せてくれた。
守備では、三遊間の深いところから、ショ-ト橋本が素晴らしい送球でアウトを取ったり、鋭い当たりのライナ-を、セカンド西村がス-パ-キャッチしたりと、安定した内容であった。
しかし、なんと言ってもこの日のヒ-ロ-は福原だろう。彼の俊足は、チ-ムにとってもまさに宝。今季前半は、仕事が多忙で野球から少し離れていたが、それもひと段落つき、これからは参加数も増やせるとのこと。今後の活躍を大いに期待させる、今日の内容だった。
試合後は、石神井公園のいつもの中華料理屋で祝勝会。明日から新婚旅行に出かける、芝田の奥様も参加し、大いに盛り上がった。大阪栄転の村上監督だが、単身赴任ということで、月2回程度は試合に参加できる見込みとのこと。当面は、村上監督が不在の時は、山下の奥様公認の芝田が、監督代行を勤めるとのことで、本日の参加者の賛同を得た。
今後、夏本番の暑さと、メンバ-的にも厳しい状況が続きますが、皆さん健康管理には十分注意して、なんとか参加していただくよう、よろしく御願いします!