⑫ 3月21日(土) 多摩川ガス橋緑地野球場
20歳違いの若い49ersを迎えた今期第12戦は、末永の投打にわたる活躍と助っ人陣の活躍がかみ合い快勝、貯金を2とした。
初回2四球でつかんだチャンスがダブルプレーでついえ、いやな雰囲気が漂ったビッグアプセットだったが、2回ランナー二人をおき、助っ人近藤がイチローばりのレフトへの二塁打で先制すると、二死後、相手投手のブレーキするどいカーブを末永がものの見事にセンターに打ち返し3点を奪う。
しかし、その後は思い切りよく振り切ってくる相手チームに追い上げを許す一方、なかなか追加点が奪えず、緊迫したゲーム展開が続く。
しかし、7回表、ついに打線が爆発する。末永がライト前にクリーンヒットを飛ばし、村上の三遊間安打で一気に3塁を落とし入れると、熊野のセンターライナーでホームに還るという劇走を見せる。その気迫に刺激されたかのように、芝田、桜町、池元の3連打で2点、さらに近藤がしぶとく転がし1点を奪い、接戦に終止符を打った。
中二日で登板した末永は、じじい投法どころか、力のあるストレート、キレの良い変化球で若いチームを翻弄、助っ人陣をはじめ、バックの手堅い守備にも支えられ、散発6安打、6奪三振の好投、今期4勝目をあげた。
今日の試合も、接戦をこらえ、最後に一押しして逃げ切る、という最近の勝ちパターンどおりの試合展開、一つの型ができつつあることを感じさせる見事な勝利であった。
~監督談話~
WBCの日本対キューバの決勝と同じ時間に、試合をしてた我ら。本当に野球好きの集まりだなと改めて感じる。
さて、試合の方は末永の攻守に亘る活躍が光ったたナイスゲーム。投げては、ピンチにも動じずバックを信頼したナイスピッチング。打つ方では、チャンスにシュアーなバッティングでセンター前に運んだ2点タイムリー、そして最終回の貴重な追加点に繋がるライト前ヒット、どちらも素晴らしかった。そして何と言っても良かったのは走塁。相手守備のちょっとしたすきを突いた次塁への果敢なトライ、また判断の難しいセンターライナーでのタッチアップによるホームイン・・・皆のお手本になる良いプレーだった。
勿論、助っ人で参加してくれた3人の方含め、他のメンバーもそれぞれ持ち味を発揮し、勝利に貢献。
最終回に4点を取って突き放したところは、今日の日本対キューバ戦に似た良い勝ち方。この勢い続けたいね。