⑳ 6月2日(土) 東京健保組合大宮運動場
四度、聖地大宮健保グラウンドに集って迎えたガンバロウ大会の4回戦。一気に午後の準々決勝まで勝ち進む意気込みで臨んだArrows戦であったが、勝利の女神が無情にもBIGUPSETから離れ去り、1-3で無念の惜敗を喫してしまったのであった。
本日も先攻を選択して先制をもくろむBIGUPSETは初回、先頭黒田がフォアボールで出塁するとすかさず2盗、そして山下の内野ゴロで3塁に進み早くも先制のチャンス。しかしここは芝田がサードフライに倒れて残塁。
その裏、先発楠本はArrows先頭を同じようにフォアボールで出すも、ここで村上がこの走者の2盗を矢のような送球で刺してピンチを切り抜ける。
運命の2回裏、Arrows4番の当たりが詰まりながらもレフト前に落ち、ノーアウト1塁。次打者はセカンドゴロで2封に打ち取り、その次の打者もセカンドゴロでダブルプレーコースと思われたが、ここで守備が一瞬崩れてピンチを迎える。更にパスボール・フォアボールで満塁となったところで、相手9番の打球がレフトの頭上を無情に越えていき2点を失ってしまう。
更に4回、2番手橋本がまたもエラーがらみで追加点を許し0-3の劣勢。
Arrows先発は、前の試合を偵察した時の軟投とはうってかわって本格派のピッチングでぐいぐいと押してきており、BIGUPSET打線は、内野ゴロ・内野フライの連続で完全に押さえこまれる。
しかし5回、ついに反撃のチャンスがおとづれる。
先頭芝田がフォアボールを選び、続くバッターは強打の橋本。ベンチのムードが盛り上がる中、ライト線への惜しい大ファールもあったが橋本は残念ながら、ライトフライに倒れる。しかし桜町がフォアボールで続いた後、熊野がサードの横を破るレフト前ヒットで芝田を返し1-3とする。
6回は黒田がライト前ヒットで出て2盗・3盗でチャンスを作るも後続が続かず0点。そして最終の7回は芝田がレフト線への執念のヒットで勝利へ向けて一縷の望みをつないだが、橋本・桜町・西村がねじふせられ、春の大会は終わりをつげたのであった。
過去恐らく最多の15名のメンバーが集まり、参加できないメンバーもHPで激励の声援を送り、チームが一丸となって全力を出し切っての敗戦。
反省すべき点も多々あったが、これまで2回戦までしか来れなかったガンバロウ大会に4回戦までこれた事実に変わりはない。試合後のナインに悲壮感はなく、夢のような5月の1ヶ月を過ごすことができた充実感に包まれ、何かしらふっきれた雰囲気の中、芝生の上で健闘をたたえる宴がつづいたのであった。
これで今期の9連勝がストップしたが、来週からはまた練習試合、そしてGリーグが待っている。秋のガンバロウ大会の日程も早くも発表され、野球を楽しめる幸せな日々がまだまだ続く。
鋭気を養い、あらたな気持ちでスタートすることを誓いあってナインは大宮健保グラウンドを後にしたのであった。
~監督談話~
掲示板に大友が、「ここまで来れたのは素晴らしかった!胸を張って帰ります」とコメントしてくれていた。これを読み何かジーンと来ました。
5月5日からここまで本当に充実した日々、真剣勝負での野球を堪能させてもらいました。関係の皆さん全てに心から感謝致します。ありがとう。
第1戦から最後負けた第4戦まで、我々はかなり年下だろうと思われる若者達にも決してひるむことなく、フェアープレーで正々堂々と戦いました。今回のガンバロウ野球大会、3勝1敗との成績を誇りに思います。
Arrowsとの試合、自分がもう少しちゃんとやっていれば勝ち目もあったと思うと、非常に悔しい思いがあります。一つのパスボールで楠本に余計なプレッシャーをかけてしまったこと、そして熊野君のタイムリーが出た後の最大の盛り上がった場面での三振・・・。まだまだ上に行ける可能性を残しての敗戦だったと・・・。それを次の糧にしたいですね。
皆さん、本当にお疲れ様でした。そして、また来週から楽しんで、頑張って行きましょう!