⑱ 7月11日(土) 東台球場
~継投実らず宿敵南海ハーツに敗れる~
Gリーグ2戦目となる宿敵南海ハーツ戦は桜町、芝田、西村継投での総力戦となったが松尾投手に散発3安打に終わり3対6で破れ、Gリーグとしては実に3年振りの敗戦となってしまった。
初回、先頭福原がフォアボールから二盗、三盗そしてワイルドピッチであっという間に生還。韋駄天復活をみせつけて先制。
その裏、5年振りの先発桜町は返球からセットポジション、ピッチングの一連の流れがつかめずぎこちない動きで1安打1四球で1点を失ったものの、まずまずの出だし。
2回、ワンアウトから村上が右中間ツーベースでチャンスメーク。ここで9番大河原が今期初安打となるセンター前ヒットで続き、ディレードスチールを見事に決めて2対1と再度リードを奪った。
一方桜町は2回は三者凡退に押さえたが3回は連続フォアボールでピンチをまねいてしまうとまたもや動きが乱れてしまい、たまりかねた審判がついにボークを宣告し2・3塁。ここで南海ハーツ綿貫選手のファーストゴロを芝田がホームに送球したがこれを村上が落球してしまい同点においつかれる。更に3番渡辺選手の内野安打で逆転を許しピンチが広がる。
このピンチを救ったのが本日の助っ人ショート渡辺さん。4番松尾選手のライナーを横っ飛びで見事に捕球しサードランナーもさすダブルプレーとしたのであった。
桜町は4回にも2安打されながらも何とか押さえ4回を4安打5四球3失点2自責点とまずまずの結果。これでマウンドさばきが安定すれば計算できるようになれるので本日の成果は非常に大きいものとなった。
そして5回、福原がまたもやフォアボールで出塁するとボークで進塁した後に3塁へ盗塁。ここで送球がそれた間に一気にホームへ帰り、ファーストからホームまでわずか1球の間にもどってくる見事な走塁で3対3の同点に追いついた。
5回からは2番手芝田がマウンドに登ったが、エラーで出したランナーが南海ハーツ伊藤選手のセンター福原の頭上をワンバウンドで越すアンラッキーなスリーベースで帰ってしまい再び逆転を許す。更に伊藤選手も犠牲フライで生還し2点のビハインド。
6回は3番手西村が力投するも1点を失いついに3対6で敗れたのであった。
敗因としては南海ハーツ松尾投手に3安打しか打てなかったことにつきるが、一方でローテーションの谷間を桜町、芝田、西村が埋めることで結果としては6失点うち自責点は3点に押さえることができたことが収穫と言えば収穫である。
来週は1週間休みでその次は天王洲でナイター(相手は未定)である。
夏本番となるが、Gリーグ4連覇に向けて残るあしたば、コマンドゼット戦をとりこぼすことのないよう気合いを入れ直していきたい。
~監督談話~
苦戦が予想されたがこういう試合こそ勝ちたいと臨んだが残念。桜町、芝田、西村の投手陣は予想以上にがんばったが、敗因はやはり打てなさすぎることだろう。福ちゃんや村上の好走塁で3点とったが、全体で3安打では勝てない。打線全体のレベルアップのためには桜町、芝田の奮起が必要なのは言うまでもないだろう。一方、投手陣は予想以上の出来だった。桜町はマウンドさばきに慣れれば戦力になりそうだし、西村はもはや第三の投手の位置づけになりつつある。特にGリーグを乗り切っていくためにはこの辺の総合力を今以上に上げていきたい。久々の敗戦だが、Gリーグ優勝の目標は不変だ。