(25) 7月8日(土) 多摩川緑地野球場
チーム初の6連勝を目指して強豪ナインフォースに挑んだものの、チャンスにあと1本が出ず、守りでも踏ん張りきれず4-1で完敗。絶好調の打線は8安打を放ったものの、若くて鍛えられた好チーム相手に、課題が露呈した。
決してどうしようもない敗戦ではなかった。しかし、あと一歩も二歩も勝利を得るためには足りない部分があったといっていい。初回が大きな分岐点だった。
先発楠本が無難な立ち上がりで無得点に相手打線を封じると、その裏2番芝田、3番末永、4番山下が怒涛の3連打でワンアウト満塁のチャンスを作る。このチャンスに村上が執念のデッドボールで1点を挙げたものの、結局1点どまり。先制点を奪ったが、ここは一気に大量点のチャンスだっただけに大いに悔やまれた。
さらに2回の二死満塁には末永が速球に詰まらされてショートフライ。4回には大友の絶妙の送りバントで作ったチャンスに、大河原が四球でつなぐ。ここで韋駄天福原が完璧なバントヒットで核弾頭の役割を存分に見せつけワンアウト満塁の大チャンスに。しかも初回に3連打をお見舞いした芝田、末永、山下につながった。
ところがここで芝田が相手投手の鋭いカーブに三振。末永もまたもや速球に押されてのピッチャーフライと、チャンスに中軸が打てず、これではスキのない強豪には勝てない。
結局ナインフォースより多い8安打を放ちながら、11残塁と拙攻の嵐で、勝利を自ら逃してしまった。
守りでは大河原がライトフライを好捕するなど成長を見せたし、楠本、末永もそれなりに抑えていたので、攻撃陣がなんとか得点に結び付けられればもっと接戦に持ち込めただけに、今後の大きな課題が表れたといえよう。
地力が確実についているだけに、あとはチャンスでいかに考えたバッティングができるか。次の試合では各自課題を持ってチームの勝利に貢献しよう。まだまだ強くなるよ!!
~監督談話~
予想通り、攻守に亘ってすきのない良いチームだった。チャンスは作ったものの、“ここ”という時一本が出なかった。守りでも、“ここで抑えたい”という時、外野へ大きな当たりを打たれてしまった。しかし、結果論になってはしまうが、この試合、4対3、もしくは1対0というようなスコアで勝ち目はあったと思う。脚力や球の速さでは敵わないところのあった若いチームに、勝つチャンスがあると思えた試合ができたことは収穫と言って良い。これからも色々な強いチームと対戦して、自分たちの力を上げて行きたい。