⑮ 6月21日(土) 舎人公園野球場
「初勝利目指したブル-ス戦、集中打に散る・・・」
梅雨の真っ最中でお天気が心配されたが、幸いにも足立区は晴れており、グランドコンディションも良好の中、無事試合は行われた。今日の相手は、過去全敗中の強敵ブル-ス。初勝利目指してマウンドに立ったのは、先発2戦目の谷上だった。
初回、セカンド大友のエラ-と四球でランナ-を出すものの、後続を落ち着いて打ち取り、まずまずの立ち上がりを見せた谷上。前回の好投で、先発に自信を深めたか、安定感を増した投球で、2回もゼロに抑える。
なんとか先取点が欲しいビックアプセットは2回裏、先頭バッタ-は桜町。この日、初めて乗車した舎人ライナ-で、先頭車両最前部に陣取り、鉄道オタクと写メを撮ってすっかり上機嫌な桜町は、好投手小島君の甘く入った高めのカ-ブを見事に打ち返し、ライトオ-バ-の二塁打を放つ。しかし、後続の2者が相次いで打ちとられ、チャンスはついえたかと思われた。ここで、バッタ-は大友。エラ-のミスを挽回したい大友は、やはり甘く入ったカ-ブを見事センタ-前に打ち返し、ヒットを放つ。桜町がセカンドからホ-ムインと思われたが、センタ-からの好返球に阻まれ、惜しくも先取点のチャンスを逃してしまう。
すると3回、好投していた谷上だが、3本のヒットにエラ-がからみ、ブル-スに先取点を献上してしまう。それでも何とか最小失点の1点に抑えた谷上だったが、続く4回、大きな落とし穴が待っていた。エラ-に4安打を集中され、あっと言う間に6失点。1アウトから急遽橋本がリリ-フしたが、波に乗ったブル-スの勢いに押され、さらに2失点。この回だけで計8失点で、試合をほぼ決められてしまった。
このままでは終われないビックアプセットだが、なかなかチャンスは来ない。そして、大量10点差で最終回を迎えた。ブル-スのマウンドは3番手橋本君。左投げのキャプテンだ。先頭バッタ-の木全が粘って四球で出塁し、続くバッタ-は谷上。この場面で、またもやこのス-パ-ル-キ-は魅せてくれた。するどく振りぬいたバットがジャストミ-トした打球は、ぐんぐん伸びてレフトの頭上をはるかに超える大3塁打。1塁から木全がホ-ムインし、待望の1点が入る。しかし、その後の大友・大河原が相次いで倒れ2アウト。もはやこれまでと思われたが、ここからまたドラマがあった。
粘りの橋本が、レフトオ-バ-の2塁打で、2点目が入る。続く村上は三振で、ゲ-ムセットと思われたが、キャッチャ-がなんと後逸!!振り逃げで出塁する。そして、芝田がこの日2本目となるセンタ-前ヒットで3点目。さらに山下もセンタ-前ヒットで4点目。脅威の粘りで、敵を追い込んで行く。そして、続くバッタ-は、この回2打席目の木全。この日の木全は、センタ-で堅い守備を連発。さらに、ヒット性のライナ-を、素晴らしいダッシュで突っ込みス-パ-キャッチするなど、乗りに乗っていた。自宅の調布は朝から大雨で、今日の試合は中止と判断した木全は、午前中行きつけのス-パ-銭湯に直行。日頃から鍛錬の場としているサウナ風呂に入浴し、8分入浴→休憩→8分入浴→休憩→8分入浴と、いつもの3セットをこなし、すっかりリラックス。心身ともにリフレッシュして臨んだ試合だった。それが良かったのか、軽々と振りぬいたバットは見事に球をとらえ、グングン伸びた当たりはレフトオ-バ-の2塁打。さらに2点が入り計6点。脅威の追い上げとなった。しかし、打線に火がつくのがあまりに遅すぎた。追い上げもここまでで、続く谷上が打ち取られ、残念ながらゲ-ムセット。
守備では、レフト山下のス-パ-スライディングキャッチなど、良い面もあったが、全体的にエラ-も多く、状況に応じた走塁など、課題も多く出た試合となった。
試合後は、反省会も兼ねて日暮里の焼肉屋でしっぽりと打ち上げ。村上監督からも、走者の状況判断など厳しい指摘があり、気を引き締めた各人であった。
いよいよ暑い季節となり、厳しい戦いが続きますが、秋の大会まであと約2ヶ月。みなさん健康管理には十分気をつけて、がんばりましょう。
~監督談話~
10対6で負けてしまったが、決して中身の薄い敗戦ではなかった。
先発の谷上君は良く投げた。4回の大量失点はエラーが重なり、またポテンヒットもありで不運なもの。失点は全部で10点だが自責点は1点ではなかったか…?総じて安定したナイスピッチングだった。末永が足に不安を抱え、楠本も参加機会が限られる中、これからも谷上君にかかる期待は高まる一方だ。
守備ではセンター・木全、レフト・山下が思い切りの良いスーパープレーを連発する等、若いピッチャーを良く守り立ててくれた。また、最終回の粘りの攻撃も見事。ブルースには再度挑戦して、ガチンコで戦い是非一矢を報いたいね。