(34) 12月26日(土) 東台野球場
~遂にファイナルステージ。勝率5割を賭けた最終戦に燃え尽きる~
2009年のシーズンも文字通り最終週。先週まで14勝16敗のビッグアプセットはシーズン勝率5割を賭けて必勝のダブルを組んだ。
最終のマッチメークに向けて東台球場の連続2コマ枠を大河原が確保し芝田監督のメンバー確保宣言でゴーサインが発せられた。末永がマッチメークに奔走するが1試合目のサンライズの後の応募が来ない。一度はあきらめムードが漂う中、桜町の「絶対やろうよ」の意気に感じて再度、サンライズへのダブル申し込み、あしたば、 コマンドゼット、中村橋マガジンズへの個別交渉が続けられたが、前日昼までにことごとく失敗し、万策つきたかに思えた夜6時過ぎ、末永が遂にVITESから対戦オーケーをゲットした。
心配された天気もビッグアプセットにほほえみ真冬とは思えない好天気のもとついに12時から運命の試合が開始された。
<第一試合・サンライズ戦>
初回、先頭黒田がいきなり火の出るようなあたりで三遊間を破るとレフトが一瞬お手玉する間に二塁を陥れて先制のチャンス。山下が進塁打で黒田を三塁へ進めるとここから橋本がセンター前に落とすタイムリーで黒田を迎え入れまず1点。そして4番黒須がレフト線へ強烈なドライブのかかる弾丸ライナーを放つと胃潰瘍から復帰直後でスリムになった桜町がレフトへ技ありの流し打ちで2点目。
守りにおいては先発橋本が5回ワンアウトまで何と1人のランナーも許さないパーフェクトピッチングを披露。バックもこれに応えてセンター福原、レフト山下が右に左に完璧な守りで橋本をバックアップする。
5回、サンライズ5番のセンター返しが橋本のグローブをはじいてセンター前ヒットとなりパーフェクトは途切れたが橋本は次打者のピッチャーライナーを捕球するや否やファーストに送球しあっという間のダブルプレーに切ってとる。
打線の方は4回先頭黒須がまたもやサードへの強烈な内野安打で出るとその後の守備の乱れにつけこみ生還し貴重な追加点をあげ3対0。そして最終7回、桜町、福原の連打で再びチャンスを作ると芝田がレフトオーバーのツーベースで駄目押しの2点を追加。更に富永・芝田のディレードスティールが成功し芝田は盗塁数で今期で単独首位にたちそのまま盗塁王の栄冠にかがやいた。
その裏、橋本はエラーとヒットで走者を許したが最後は三振で締めくくりビッグアプセットはまず初戦を勝ち取り5割に王手をかけた。
~監督談話~
最終戦直前になって理想的な戦いができた。橋本くんのピッチングは見事としか言いようがない内容で試合がしまったし、攻撃陣も先制・ダメ押しと効果的なバッティング。相手は若くていいチームだったが、常に優位な形で試合を進めることができた。この感じは来年に向けて大切にしていきたい。