⑧ 4月16日(土) 多摩川緑地公園
~またも逆転勝ち、テックメイツを下して3連勝~
今週のビッグアプセットは芝田監督がプラハ出張のため大友監督代行が采配。
前週につづき谷上、石井Jr、石井Srの豪華リレーで初対戦のテックメイツを逆転勝ちで破り、震災後の3連戦3連勝を飾った。
雨天中止や人数不足等で流れることが多く、久しぶりとなった多摩川緑地球場は初夏を思わせる陽気となり河川敷の広いグランド全面で野球風景がくりひろげられるのどかな風景。それでも試合開始直前には携帯の地震速報が流れる日常と非日常の入り混じった奇妙な雰囲気の中でプレイボール。
初回、先発谷上はテックメイツを3者凡退に抑え、その裏、自らデッドボールで出塁して先制のチャンスを作るも盗塁失敗で憤死。
2回、テックメイツ4番のライト前ヒットを大河原が後方にそらして三塁打にしてしまい、次打者のセンター前ヒットでテックメイツに先制点が入る。
しかしここでピンチを救ったのは監督代行大友。この回二つのセカンドゴロを見事にさばき、大河原もまたもライトに飛んだ打球を今度はなんとかキャッチして1点に抑える。大友はこの日なんと6つのセカンドゴロをさばく大活躍であった。
3回、右手人差し指骨折で2ヶ月間戦列を離れていた西村が復帰後初打席で見事センター前にクリーンヒットを放ち、続く大河原、大友もエラーと死球でノーアウト満塁と絶好の逆転チャンス。しかし黒田、谷上、石井が相次いで倒れこの回のビッグアプセットは惜しいチャンスを逃す。
谷上が3回を1点に抑えて二番手に石井Jrが登板。この日は石井さんのお父上が応援に訪れ、石井家三代が集合し親子バッテリーも実現した。
石井Jrが4回、5回をノーヒットで抑えると5回裏、ビッグアプセットが相手の投手がかわった隙をついて反撃に出る。先頭大友の強烈なショートゴロが相手のエラーを誘い、黒田、谷上、石井が連続で四死球で押し出しの同点。
なおノーアウト満塁で黒須はキャッチャ―フライに倒れたが、桜町のファーストゴロで一塁手がバックホームしたがこちらの三塁ランナーは俊足黒田。送球より遥かに早くホームを駆け抜けて逆転。更に石井Jrの内野安打で石井Srがホームインし3対1。
これですっかり勢いに乗ったビッグアプセットは6回裏にも4つの四死球とエラーでダメ押しとなる2点を追加し、なおもノーアウト満塁。しかしここで石井のキャッチャ―ゴロで相手キャッチャ―が冷静にホームを踏んでホースア
ウト、石井にタッチしてツーアウト、更にサードへの送球で一塁ランナー谷上が刺され珍しいトリプルプレーを献上して一瞬のうちにチェンジ。
6回、7回は抑えの切り札石井がきっちりと締めくくり最期は自らピッチャーライナーを好捕してファーストランナーをダブルプレーで刺してゲームセット。
試合後、大友監督代行から前回トロフィーが多すぎて渡し忘れたMVPの盾が、西村に監督特別賞の盾が贈られた。
~監督談話~
なんといっても、3投手の好投につきると思います。やはり、投手力が安定していると、強いことを再認識した試合でした。
打線も2安打とやや湿りがちの印象ですが、きっちり四球を選ぶことも大切。故障明けの西村も、早速快打を見せてくれたし、まさに快勝でした。
これで3連勝と、チ-ムのム-ドも盛り上がってきたし、2週間後の大会が本当に楽しみになってきました。(監督代行:大友)