⑪ 5月3日(火・祝) 上井草スポーツセンター
快晴の下、4回まで圧勝ムードが漂ったビッグアプセットだったが、5回にまさかの8失点で一時は3点差に詰め寄られたものの、最後は自力の違いを見せつけ毎回の18得点。反省すべき点はあったが、怒涛の3連勝で貯金を3とし、早くも今季7勝目を挙げた。
初回併殺崩れから失策の間にサードにランナーを進められ、ポテンヒットで1点を先制される嫌な展開だったが、その裏すぐさま反撃に転じた。2死2塁から4番山下、5番芝田が連続タイムリーツーベースであっさりと逆転すると、勢いにドライブがかかった打線はもう止まらない。2回には黒田の三塁打、福原のタイムリーなどで4点。3回には桜町のホームランなどで5点。4回にもこの日大当たりの黒田が特大のホームランを放つと、5回には桜町、黒田がまたもタイムリーと大爆発。終わってみれば、12安打2ホーマー、三塁打、二塁打3本で18得点の史上最高得点(?)。
特に目立ったのが4打数4安打4打点1ホーマーとすさまじい爆発力を見せた黒田と、1ホーマー1二塁打3打点の桜町、2安打2打点5盗塁の福原、2安打4打点の山下の4人。そのほかの選手もきっちりと自分の役割をこなしており、守備と打線は全く心配ない。
課題は5回表に突如乱れたエース末永。4回までは2安打、無四球とほぼ完璧なピッチングだったが、この回、失策がらみとはいえ、3四球、2死球と乱れた末に、最後はドカーンとグランドスラムを食らうなど大量8失点。ここまで乱れたピッチングは最近にはなかったもので、食べすぎで乱れた私生活からの節制が求められるところ。台頭著しい楠本の存在が、いい意味で刺激になってくれることを期待しよう。
そうはいっても、チーム力がアップしているのは間違いない。次は7日のトレボンズ戦。気の緩みだけはしないよう、楽しみながらも自分に厳しい野球で勝利をゲットしよう。
※個人打率は通算成績ですが、チーム打率はその試合の打率です