① 1月24日(土) 富士見ヶ丘運動場
~0対12で開幕戦飾れず!~
小雪の舞い散る中で行われた2009年のシーズン開幕戦であったが、昨年引き分けのVITESに0対12と久々の完敗を喫してしまった。
最終回の大逆転劇を演じたパチョレック戦から7週間、2009年のシーズンが開幕した。新婚ほやほやの福ちゃん、前週センター試験を終えたばかりの谷上くんを初め皆それぞれに年末年始を過ごして元気に集まって試合開始。
1回裏ツーアウトから橋本がライトの足元を抜くスリーベースを放ち先制のチャンスを作ったが本日の4番桜町が倒れ無得点。結果的にはこの橋本のスリーベースが本日唯一のヒットとなるとはこの時点では誰も知る由もなかった。
2回表、VITES4番のあたりが思いの他伸びて名手黒田も目測を誤るセンターオーバーのツーベース。寒さがつのる中、谷上が連続四死球で押し出しの先制点を献上してしまう。
更に4回は思いもよらぬアクシデントがビッグアプセットを襲う。まず、ショートゴロで橋本からの送球を受けた桜町がファーストベースを踏み損ねる失策で出した走者がその後3塁に進み、次打者のサードゴロで三本間に挟んだと思った瞬間芝田から村上への送球がランナーの後頭部にあたって生還を許してしまい0対2。
5回、今期の選手起用を試すべく芝田監督が自ら3年振りにマウンドへ登り、打者4人に対し1安打無得点1三振と抑えるピッチングを披露。続く6回は今度は村上が2年振りにマウンドに登り芝田に負けじと力投を見せたがエラーもからんで打者8人に3点を与えたところで橋本にスイッチ。橋本も後続に不運なポテンヒットなどで追加点を奪われてしまい、結局0対12で完敗を喫した。
1月4日から試合を開始し、本日も3試合をこなすというVITESに対し、まだ本格的には目覚めていないビッグアプセットでは歯がたたなかったというのが実情であった。しかし、その中でも収穫はあった。谷上、橋本の力投は特筆に価し、また芝田、村上もショートリリーフの目処がたったのは今期の行方を占ううえで非常に大きい。また挟殺プレーに関して本日2つの失敗が発生し、合宿への課題を一つ見つけることができた一方、2つのダブルプレーを完成させたことも明るい材料である。
次週は東台でバンディッツ戦。寒さが厳しいが各自体調を整えて怪我のないよう頑張っていきたい。
~監督談話~
「勝ちにこだわる」という所信からすると無様な試合になってしまった。ただ冷静に考えると、継投を始め色々敢えて試したので敗戦自体はさほど問題ではない。それより、攻撃・守備両面で改善すべき点が多々あったところは反省したい。自分も含め挟殺プレーのミスは合宿の課題だろうし、ビッグイニングになってしまった回も、アンラッキーなヒットが続いたのは確かだが、それを途中で食い止めるために何ができたかを考えたい。攻撃では、この時期あの速球と変化球に手を焼いたのは仕方ないとしても、それなりの何か工夫ができなかったか、相手に合わせて対応を変えるというのは今後とも大きな課題だろう。去年の最終戦の大逆転も、その前に最大限失点を抑えたことが勝因だったことを思い出しつつ、今後の課題にしたい。