⑧5月8日(土) 自動車健保体育園
大会の初戦敗退からわずか1週間、強豪ゾディアックを相手に選んだ再スタートの大博打は、鮮やかな逆転勝利という大きな果実をもたらした。
ゴールデンウィークに風邪を引き体調最悪の末永は初回、いきなり連続四球のあと、ゾディアック4番山崎にライトオーバーの2点タイムリーツーベースを喫す。さらにパスボールで初回暗雲垂れ込める3失点。前途多難を思わせたが、2回裏にビッグアプセットは一気に追いつく。四球の木全を置いて、楠本がレフトオーバーのタイムリーツーベースでまず1点。さらに相手のミスで1点を加えた後、今井が執念のライト線タイムリーでついに3対3の同点に追いつく。
ここから、お互いノーガードの壮絶な打撃戦に。楠本が3安打4打点の大活躍を見せれば、村上も3安打1盗塁と完全復活。橋爪が2安打2得点、木全も1安打2四球3得点と強豪相手に一歩も譲らない。そして同点に追いつかれた6回裏、佐藤肇がこの日2本目の安打となる貴重な勝ち越し打を左中間に放つ。相手のセンターが俊足をとばして飛びついたそのグラブをかすめ、打球は芝生の上にポトリと落ち、木全がセカンドから決勝のホームイン。7回表のゾディアック最後の攻撃も、末永が牽制で刺すなど必死の守りで見事に封じ、鮮やかな逆転勝利となった。
この日のMVPは文句なしに楠本。すばらしい打撃で今後も大いに期待できそうだ。
※個人打率は通算成績ですが、チーム打率はその試合の打率です