(36) 11月23日(水・祝) 春光スポーツ倶楽部
今季3度目の対戦となったエクソダス戦。3連敗を阻止せんと執念を燃やしたエクソダスと、3連勝で返り討ちを目論むビッグアプセットががっぷり四つに組んだ一戦は、白熱のシーソーゲームとなったが、終盤に黒田の2打席連続ホームランなどで怒涛の追い上げを見せたものの、逃げるエクソダスをつかまえきれず、無念の敗戦となった。これで今季成績は17勝17敗2分と貯金を吐き出したビッグアプセットは、次戦、苦手のみずほ証券戦で、真価を問われる一戦を迎える。
初回、黒田がヒットで出塁するや盗塁、相手の失策を誘い1人でホームまで還ってくる離れ業で幸先よく1点をゲットすると、2回にも熊野、末永の連打から楠本の内野ゴロの間に2点目を入れ、ペースを掌握。しかしここから追加点が奪えず、3回には末永の2つの失策で1点差に詰め寄られる。
そして魔の6回裏。ここまで完璧なピッチングをしていた楠本だったが、突如乱れて3安打5四球にボークまで献上し5失点。他のイニングはほぼ完璧だっただけに、本当に惜しまれるイニングとなってしまった。
しかし、ビッグアプセットは7、8、9回で4点を奪う猛攻を見せ、最後は山下がライトへ執念のヒットか!と思われたがライトから矢のような送球がファーストへ戻ってきて、無念のライトゴロで試合終了! あと一歩までエクソダスを追い込んだだけに、なんとも悔しい幕切れとなってしまった。
しかし、この試合では収穫もかなりあった。大河原がライトへ今季2本目の気合のヒットを見せ、守備でもライトフライを好捕するなど、大飛躍。キャチャー佐藤も迷いが吹っ切れたかのような鋭い送球で強肩復活を強烈に印象付けるなど、大ブレークの予感を漂わせた。また、これまで盗塁ゼロだった芝田がいきなりの2盗塁で度肝を抜くなど、走れる4番へ今後が大いに期待される。
次のみずほ証券はまだ一度も勝ったことがない強豪だが、なんとか食い下がって一矢報いたいところだ。みんながんばろう!!