⑧ 3月4日(土) 光が丘公園野球場
第一試合の快勝に続き、連勝を狙ったビッグアプセットであったが、試合慣れした、そつがない相手チームに良いところなく完敗、今期勝率5割復帰はお預けとなった。
初回、熊野が四球で出塁、すかさず二盗を決め、チャンスメークするが、攻めきれずに無得点。その後も安打は出るものの、つながらず、終わってみると、安定した2投手の前に散発5安打、完封リレーを許してしまった。
一方、先発楠本は、立ち上がりこそ無難に抑えたものの、2回以降しぶとく外野の前に落とされるヒット、バントヒット、エラーに野選、ワイルドピッチと、何でもありの12失点、今期初勝利は夢と消えた。
第一試合がテンションの高い試合だったためか、何となく気持ちが入らないままに第二試合に突入してしまった感もあり、昔のビッグアプセット対Zodiacを思わせる試合となってしまった。そんな中、キラリと光ったのは大河原の健闘であった。安打こそ出なかったものの、好投手に気迫で立ち向かった。特に、ついにベールを脱いだセーフティバントは絶妙、間一髪アウトになったものの、今後の更なる飛躍を予感させた。
厳しい敗戦であったが、この時期にこうした試合を経験できたことをポジティブにとらえ、次回以降に活かして行きたい。
~監督談話~
多く点も取られエラーも多かったが、バッテリーが最後まで緊張感をもって頑張ったこともあり、点差ほどにはだらけた試合ではなかったと感じる。負けた試合なればこそ、色々な課題が見え、また練習もできた。そういう意味では、勝ち試合以上に意義ある試合だったと言える。
課題として、思いつくままに幾つか挙げるので、今後に活かされたい。まずは、①外野からバックホームへの中継プレーで、ファースト、ショート、セカンドが噛み合ってなく、センターの山下はどこへ投げたものか、との場面が2回くらいあったかな(この時、ピッチャー・楠本はちゃんとキャッチャーの後ろへカバーに走っていた)。②痛いバッテリーエラー(WP、PB)も幾つかあった。楠本は打ち取りに行く時、カーブ等落ちる球をよく使う、それ自体は悪くなく、今まで成功してきたことも多かったと思うが、やはりランナーが(特にサードに)いる時は注意したい。というのは、光が丘のグランドはバックネットまでが広い球場だったので、この辺を頭に入れた配球・組み立てが、バッテリーに必要だったかなと。バックネットまで狭い場合はそれを存分に活用する組み立てで良いが、広い場合はそれなりの対応を考えたい。この試合はともかく、1点を凌ぎたい時のバッテリーエラーはやはり痛いからね。③咄嗟の状況判断、及び周りが判断する時の指示の声掛け・・・できてたところ、できていなかったところ、両面あり良い練習になった。ただ、指示する時はもっと大きな声を皆が出そう!④速球を持ち、またコントロールの良いピッチャーへの対応。これは各人がバッティングセンターや合宿での練習で克服するしかない!
この試合で、私がレフトを守り、フライをエラーした後、私がピッチャーはじめ皆に詫びる前に、センターの山下が私に成り代わり既に、「ピッチャー、悪い!悪い!(申し訳ないの意)」と声を掛けてくれていた。橋爪がフライを取り損ねた時もそうだった。嬉しいね。