⑫ 3月17日(土) 萩中公園野球場
先週までの暖冬からうって変わって肌寒い陽気の中、昨年来4連勝中ながら油断できない昭鉄ブルーハーツとの一戦。前週は若干後味悪い勝利であったが、今週はチャンスの場面での集中打と楠本→橋本→末永の継投が的中し、最終回1点差に詰め寄られながらも終始試合の主導権を握って勝利をものにした。
ビッグアプセットは2回、橋本があわや柵越えのエンタイトルツーベースでチャンスをつかむも無得点。3回にはツーアウトから、今期いつになく好調の大河原がレフト前に運んだが、2塁ランナー村上が本塁で憤死。
1ヶ月振りに登板の楠本は4回、2アウト1、2塁からレフトオーバーのツーベースを打たれたが、ここはレフト橋本の好返球で1点の最少失点にとどめることができ、橋本は前週の黒田につづき、負傷欠場の山下をカバーする層の厚さを感じさせた。
そして4回裏、ビッグアプセットがすかさず反撃する。3連続フォアボールでノーアウト満塁のチャンスで芝田がセンターの頭上を越える走者一掃のツーべースであっさりと逆転すると、一死後、黒田がセンター前のクリーンヒットで芝田を返し、この回一挙4点。
直後の5回、2個のフォアボールとダブルプレーをねらった桜町の2塁送球ミスによるワンアウト満塁の場面で、村上監督が二番手橋本にスイッチ。橋本が後続を難なく打ち取り、ピンチをしのいだ。
そして6回からは末永がマウンドにのぼり、最終回2点を失い1点差という場面もありながら後続を抑え逃げ切っての勝利となった。
投打の歯車がかみ合い、ピンチにも皆が冷静に対処して良い形での勝ちであり、4連敗と先週の辛勝の後だけに今年はチーム力が上昇していることをあらためて実感できた試合であった。
また、本日もシャッターチャンスに強い、名カメラマン大友が各人のプレーをデジタルカメラで連写し、試合後は華屋与兵衛でフォーム研究を行うことができた。
次週はGリーグ開幕戦となる、あしたば戦。初対戦の相手であるが、今の勢いをもって確実に勝ちにいきたい。
~監督談話~
久々の気持ち良い勝利。最終回、2点取られたのはちょっと余計だったけど、3人の投手陣がしっかり試合をつくってくれた。攻撃では、芝田と黒田君が抜群の集中力を発揮し、ここぞという場面で値千金の大活躍!!ナイスゲーム!!
大会まではあと2ヶ月足らず。皆が自身に課題をもち、5月初めにチームがベストの状態になるよう仕上げていこう。課題としては、ピッチャーであればコントロール、変化球の切れ、スピード等々。野手であればバッティングでの確実なミート、右打ち等のチームバッティング、脚や肩の状態のレベルアップ等々。各人がそれぞれレベルアップを図ることで、去年より更に大きな自信をもって大会に臨めることだろう。歳は上がっているが、チーム力も上がっている。皆々がこの2ヶ月、自らに課題をもってもう一段上を目指そう。