⑭ 3月25日(土) 多摩川緑地野球場
2試合目は先発楠本が球は走っていたのだが、エラーのあとにタイムリーを食うなど不運な面もあり、惜しくも敗れてしまった。しかし、自責点はわずか1だったし、同じバッターに打たれたことをうまく反省すれば、次回は大いに期待できる。打線も8点を奪ったが、惜しくも追いつけなかった。
収穫といえば大河原だ。相手の快速先発投手に対し、1打席目には粘りに粘った末にフォアボールを選び、いったんは逆転した攻撃を演出。特にファールで球数を投げさせコントロールミスを誘う高等技術に、ビッグアプセットベンチは驚愕。これにセフティーバントを身につければ、怖いものなしだ。セフティーといえば佐藤肇の3回のバントも見事だった。WBCで西岡が見せたような意表をつくサード前のバントに相手野手は動けず内野安打に。左打席からのバントにもかかわらず、完璧だった。そして、2試合目から登場した韋駄天福原。熊野、佐藤肇、大河原で作った満塁のチャンスに左中間を深々と破る2点タイムリーツーベース。足だけでなく長打力もあることを知らしめた。
試合後、四谷ロックスの田中監督から「絶対に大会で勝てますよ」とお墨付きをいただいたが、その言葉に甘んじることなく、大会までに精進して、是が非でも勝利をもぎとろう。まずは来週の強豪みずほ証券戦で、今年目指すビッグアプセットらしい野球をして、連敗を阻止するしかない!