⑭ 6月18日(土) 諏訪南公園野球場
~コマンドゼットに雨中の勝利~
新宿ぶんぶんに続くGリーグ戦となったコマンドゼット戦。試合途中から振りだした雨の中、ビッグアプセットは谷上が完投、打線も初回から大爆発で18対5と圧勝した。
小田急線と京王線の交差する多摩市永山駅下車しての諏訪南公園野球場。
梅雨空の下、大量発生の藪蚊にもおそわれながらプレイボール。初回、いきなりビッグアプセット打線が爆発。西村、村上が連続フォアボールの後、山下のセカンドゴロで走者がすすんだところで4番黒須がレフトの頭上を越すホームランで3点を先制。更に桜町、芝田も連続ツーベースを浴びせてこの回4点をゲット。
2回にも先頭橋爪が手堅く四球を選んだところへ谷上がレフト後方の桜の木の枝にあてるホームランで2点を追加。
3回には芝田のタイムリーで更に1点を加え序盤で7対0のリード。
一方先発谷上は実は前週食中毒でほぼ4日間の絶食で体重4キロ減という過酷なコンディションであったがコマンドゼット打線を気力でねじふせる。
初回はツーアウトからレフト前ヒットとフォアボールでランナーを出すが、相手のディレードスティールを見事村上が刺して無得点。2回にもツーアウトから2安打を打たれるも後続を断ち、3回はヒット、フォアボール、エラーで無死満塁のピンチを迎えるも、サードゴロの本塁封殺、更に次打者もサードゴロを5→2→3のダブルプレーに切って取り無得点。
3回頃から振りだした雨脚が次第に激しくなるが試合が成立した後の5回、黒須がタイムリーツーベースで貴重な追加点。更に桜町のレフトフライがエラーとなり黒須が返って9対0(記録は犠飛)。桜町はこの日4盗塁と走りまくり、黒須もまけじとこの日はホームラン、スリーベース、ツーベースで7打点の大当たり。残り2打席はいずれもフォアボールであったが、こ
れがシングルヒットであったならサイクルヒットの記録が生まれたところであった。また芝田も3安打の猛打賞、加えてこの日6回のツーベースでチーム初の200打点を達成した。
谷上は5回にエラーがらみで2点を失い、雨が激しくボールがすべるようになった6回にも3点を取られたがこれは仕方のないところであろう。
コマンドゼットのピッチャーがかわった6回には7つの四死球をからめて大量7点を奪い取り、7回にもとどめの2点を加えて終わってみれば18対5の勝利。
MVPには黒須、優秀選手は谷上が選ばれた。
試合後は永山駅前のスーパー銭湯「竹取の里」で汗を流し祝杯をあげて次週以降の健闘を誓い合って解散となった。
~監督談話~
雨の中、集中力を切らすことなく勝つことができたナイスゲーム。谷上くんは自身もグランドも悪コンディションの中、丁寧なピッチングでよく投げてくれた。黒須の豪打、桜町の激走がチームに渇をいれてくれ、こういう日にありがちなダレた感じにならなかったのがよかった。特に黒須、桜町が真夏を向かえいよいよ本調子を感じさせるバッティングで、今後が楽しみだ。