(25) 7月21日(土) 世田谷総合公園
天然芝が美しい世田谷総合公園で行われたリーグ戦新宿ぶんぶん戦は、7本の二塁打を含む10安打13点の猛攻でビッグアプセットが快勝、今年もリーグ戦制覇に向けて順調な試合運びを見せた。
初回、相手の連続ツーベースで1点を先制され嫌なムードで始まったゲームだったが、初回裏のビッグアプセットの攻撃が全てを決めた。黒田、福原が連続四球の後ダブルスチールで2・3塁とすると、三番山下がライト線へ技ありのツーベース、芝田のレフト前ヒットのあと橋本、桜町、西村が3連続二塁打をかっ飛ばし初回に6点をあげ、試合を早々と決めた。その後もビッグアプセットは攻撃の手を緩めず、10安打の猛攻で5回までに13点を獲得した。
先発楠本は初回こそタイミングを合わされ先制されたものの、打たせて取るピッチングで安定感ある試合運びをみせた。4回には2四球に2エラーが重なって3点を失ったが、4イニングで自責点1と先発の責任を果たした。5回からは末永がリリーフ、アンラッキーなヒットもあり1点を失ったが、全く危なげないピッチングで試合を締めくくった。
この日は黒田、山下、桜町が高さ15メートルはあろうかという外野ネットを直撃する打球を連発、橋本は相変わらずの勝負強さで4打点を上げたが、ツーベース2本3打点、ピンチでの美技を見せた山下が最優秀選手に選ばれた。
この日唯一の反省点は4回に四球と内野のエラーが重なって不要な3点を献上したことか。この日は点差があったからよかったが、僅差の試合ではこうしたミスが命取りになる。さらに気を引き締めてリーグ戦制覇に向けて新たな気持ちで臨みたい。