⑥ 3月26日(土) 下高井戸運動場
快晴の下、貯金を2を目指してグランバースとの一戦に臨んだビッグアプセットだったが、相手重量打線の予想以上の破壊力に圧倒され苦戦。最後、桜町の3点タイムリーツーベースで追い上げたものの、力及ばず今季成績は3勝3敗の五分となった。
初回、満を持して登板した楠本。体脂肪率12%、体年齢31歳の締まったボディーから得意のフォークボールを決める作戦だかったが、相手打線は、まだ調子の出ない楠本に襲い掛かりランナー2人を置いて3番打者が左中間に特大の先制3ランホームラン。さらに1点を加え4点をあっというまに挙げた。
しかしその裏、ビッグアプセットもすぐさま反攻に転じる。四球で出た福原が自慢の快足で二盗、三盗を鮮やかに決めると、3番村上がタイムリー、4番桜町も連続ヒット。さらに5番橋爪の野選の間に村上が生還し2点を返した。
しかし、グランバース打線の振りは鋭く、エラーも絡んで3回までに大量9点を失ってしまった。
しかし、楠本は4回に立ち直る。エラーに足を引っ張られながらもこの回を見事無失点に抑え、次回登板にきっかけを見いだしたかもしれない。
打線は村上が好調をキープしているし、この日は桜町も豪快な打撃で存在感をアピール。当たればピンポン玉のように飛ばす長打力は今後も大いに期待できそうだ。
また、福原の足と捕球の上達ぶりは驚異の一言。走ればほとんどセーフになる韋駄天ぶりは健在だったし、この日は
ショート、サード、セカンドと内野のほとんどを守ったが、運動神経のよさで難なくこなしていた。あとは、あわてず送球すればスローイングの安定さも増すだろう。橋爪のセンターの守備もお見事。落下地点まで行くスピードとタイミングが抜群で昨年の仕事疲れがウソのよう。何かいいことがあったのか、と勘ぐりたくなるようなハツラツとした動きで、以前より5歳は若返ったような身のこなしだった。
負けはしたが、最終回に3点を挙げて上げ潮ムードで終われた意味は大きい。次戦はあの黒須選手が率いる赤坂プルズが相手だ。真っ向勝負で強敵を堂々と撃破しよう。
※個人打率は通算成績ですが、チーム打率はその試合の打率です