(28)~(30)10月2日(土) 東京健保組合大宮運動場
<1回戦>
~ガンバロウワンデートーナメントで見事準優勝!~
素晴らしい秋晴れのもとで行われたガンバロウ大会ワンデートーナメント。
ビッグアプセットは1回戦、準決勝と勝ち進み決勝で敗れたものの見事準優勝の栄冠をゲットした。
<1回戦:対アークス>
8時15分、参加16チームが集まりまず抽選会。ここで9時試合開始を引き当てていよいよ大会開始。勝ち進むと6時間ぶっつづけとなる11時試合開始より、間に2時間休息をとれる9時試合開始の方が有利なだけにまずは幸先のよいスタート。
初回、デッドボールの橋本を塁に置いて黒須からレフトフェンス越えの特大ホームランが飛び出し、早くも試合はビッグアプセットのペース。
ビッグアプセットは1回戦のマウンドに石井をあげ必勝を期す。
その石井は初回、エラーと2安打で1点を失うが、2回表、ビッグアプセットは連続フォアボールの押し出しで貴重な追加点をあげて石井を援護射撃。
3回裏にアークス2番のレフトオーバーのソロホームランで1点差につめよられると直後の4回表、冨永、西村が連続デッドボールで出塁しダブルスチールでチャンスを広げたところで10番石井がセンター前ヒットで冨永を帰し、更に石井・西村がディレードスチールを試みるがこれは西村がホームで憤死。しかしこの回で4対2とリードを広げ依然有利に試合を進める。
6回、前の打席で腰を痛めた村上がベンチに下がり、高校時代実はキャッチャ―経験があったという黒須が急遽マスクをかぶり石井とバッテリーを組み逃げ切りをはかる。
更に7回、左中間ヒットの石井が盗塁で二塁に進んだところへ山下がダメ押しとなる左中間ツーベースを放ち、最終回石井が1点を失ったもののそのまま抑え切って5対3で1回戦を突破。
チーム内MVPには力投の石井が選ばれた。
~監督談話~
初回に飛び出した黒須の大ホームランで緊張が解け行ける、という感じになった。石井さんの立ち上がりも、前半を何とか最小失点に抑えて乗り切ったことで流れをつかみ、あとは石井さんの力投で乗り切った。接戦でシビれる試合だったが、守備陣の集中力が切れることなく、いい勝利だった。
<準決勝>
<準決勝:対服部学園野球部>
セブンイレブンで買い込んだおにぎりで腹ごしらえをし、一休みした後、午後1時に準決勝の服部学園野球部戦がプレイボール。
初戦ホームランの黒須が用事で帰り、村上が指名打者にまわり、ファーストに谷上、セカンド末永、ショート西村、そしてマウンドには橋本が登り石井とバッテリーを組む。
初回、服部学園1・2番を連続でショートフライに打ち取ったものの3番からホームランが飛び出して先制点は服部学園に入る。
しかし3回、冨永、西村を塁に置いて1番福原が粘りに粘った末、レフト線に値千金の逆転スリーベースを放ち2対1。
4回裏、またも相手3番がスリーベースで出塁した後、エラーでホームに帰り試合は2対2の振りだしに戻る。
6回表、橋本がフォアボールで出塁し続く村上の右中間への流し打ちで一気にサードへ進塁。そして7番芝田のサードゴロで橋本が迷わずホームにつっこみ見事にホームインして3対2と勝ち越し点をもぎ取る。
6回裏、この回服部学園3番に三度打席が回るということで橋本に代わり石井がマウンドへ登り2番をレフト前ヒットで出したものの3た番を見事三振に切ってとる。
7回、ワンアウトから西村がレフトオーバーのツーベース、そしてサードへ気迫のヘッドスライディングでの盗塁を果たしたところで末永のダメ押しとなるライト前タイムリーヒットで4対2としてそのままビッグアプセットが逃げ切った。
チーム内MVPは2得点の西村が選出された。
~監督談話~
初戦に続き、緊張感の高いシビれる試合。福ちゃんの値千金の逆転スリーベース、橋本くんの果敢な本塁突入、西村のヘッドスライディングでチームに期待が入った。最後にどうしても追加点が欲しいところでの末永のタイムリーも値千金!石井さんは初戦完投のあとキャッチャーを買って出てくれ、さらには同点の6回からリリーフに名乗りを上げてくれ、大車輪の活躍だった。
<決勝戦>
<決勝戦:対川崎バイソンズ>
いよいよ3時から決勝戦である。マウンドには橋本をリリーフした石井がそのまま残り、村上がライトに入る背水の陣。
初回、バイソンズがエラーで出たランナーが盗塁、そして次打者のショートゴロで一気にサードをまわってホームに突っ込みノーヒットで先制点をあげる。流石に決勝まで来るチームは手ごわい。
更に4回にはホームランで1点を追加し0対2とされ一方、ビッグアプセットは4回までノーヒットと劣勢に立つ。
5回表、バイソンズがノーアウト1・2塁からバントでワンアウト2・3塁とし追加点を狙ってくる。ここでライトフライでサードランナーがタッチアップをはかったが、ライト村上からの好返球をファースト谷上がホームへ中継しダブルプレーを決めピンチをしのぐ。
これで勢いづいたビッグアプセットはその裏、橋本がこの試合ビッグアプセットの初ヒットとなるツーベースで出塁、更にデッドボールとエラーでワンアウト満塁と長打がでれば一気に同点という絶好のチャンスをつかむ。しかしここで後続が続けず無得点に終わると6回、7回とバイソンズに追加点を許して0対5。
最終回、山下フォアボール、橋本ヒットでノーアウト1・2塁と最後の反撃を試みるが代打の大河原、大友が倒れ、最後は谷上がファーストフライに終り万事窮す。
惜しくも準優勝に終わったが1日3試合を全力で戦い抜き、野球漬けの1日を過ごすことができたメンバーは心地よい疲れに包まれたのであった。
~監督談話~
これだけの緊張感をもって臨んだ21イニング。決勝の後半、サード守備位置からみるグランドは夕陽に映えるオレンジ色で、まるでフィールド・オブ・ドリームス、夢を見ているようだった。体力を使い果たし、ものごごろついたころからやってきた投げる、打つ、守るという動きを本能のままにやっている快感があった。
若く馬力があり、エースを決勝まで温存したチームに負けた結果は受け入れられる。それより、16イニングを投げきった石井さんの奮闘、若手相手に2安打で意地をみせてくれた橋本くん、最後に粘りの進塁打をみせた大河原、山下のダイビングキャッチ、村上・谷上・冨永さんの見事な連携封殺など、チームの底力を最大限に発揮できた。ぼく自身も今日一日数多くのサードゴロをさばき、とても幸せな一日でした。ビッグアプセットとみんなに感謝!