(32) 9月2日(土) 東京健保組合大宮運動場
5回目のガンバロウ野球大会の初戦、ビッグアプセットはチームの力を結集し、10対0の5回コールドでついに悲願の公式戦初勝利を勝ち取った!!
聖地大宮健保グラウンドに、ビッグアプセットは大友の尽力でこの日新調したユニフォームに袖を通し、改めて勝利への思いを熱くして臨んだ。
相手のBDJは当初、南麻布で巨人の上原の代理をつとめる弁護士事務所関係者で結成した強豪との噂も流れた謎のチーム(真相は不明)。みずほ証券を思わせる縦じまのユニフォームに身をつつみ、いささか緊張の色を隠せないBUSナインであった。
1回裏、レフト前にあがったフライが相手を警戒して深く守っていた山下の前に落ちて出した走者を、末永の冷静な牽制ではさみタッチアウト。この好プレーにも村上の厳しい激が飛び、あらためて皆の集中力が高まる。
2回には四死球のランナー二人をおいて末永が自らのバットで右中間にタイムリーを放ち先制。流れはビッグアプセットにかたむいたように見えたが、チャンスに最少得点しかとれない過去にもあったような展開に依然、緊張した試合がすすむ。
均衡を破ったのは4回だった。先頭の桜町がノーアウトから左中間にしぶとくはじき返したのを皮切りとしたツーアウト満塁の場面で、1番福原が本日のMVPに輝くライト前への痛烈なヒット。福原の韋駄天振りを知る由もない相手ライトがライトゴロを狙いファーストに送球する間に桜町、熊野が帰りまず2点。芝田の三塁強襲で1点を追加した後、更に3番楠本のときのワイルドピッチで福原が果敢にホームをおとしいれてこの回打者一巡の猛攻で4点をもぎとった。
続く5回には、村上、熊野がいずれも右方向に打ち返した後、ダブルスチールを決めてつくったチャンスに橋爪が左中間を破る三塁打をはなちここまでで3点。末永がきっちりとレフトに犠牲フライを打ち橋爪が帰った後には、
福原が今度はセフティーバントを決めてすかさず盗塁。その後山下のショートゴロを相手がはじく間に生還し一番バッターの役割を十二分に発揮した。
先発末永は、必ずしも本調子ではなかったが、コーナーを丁寧につく投球でBDJ打線を打たせて取るピッチングを展開し、それをバックががっちりと守り、全くすきをあたえない。
10対0となりコールドゲームの条件がそろった5回裏は、ワンアウトランナー1塁の場面でのショートゴロを楠本→橋爪→桜町の完璧なダブルプレーで決めてゲームセット。
地力を着実につけていながら、どうしても突破できなかった大会初戦の壁をついに乗り越えることができた。
ベンチからも、ユニフォームを購入して気合をいれるサトミン、チャンスにお祈りで声援をおくったももちゃんとあやちゃん、ユニフォーム手配と見事なビデオカメラワークで試合後の宴会を盛り上げた大友、本日の戦評を書いている大河原、と全員が熱い思いを共有し、必死の声援を送りチーム一丸となった結果であった。
試合後、大宮に繰り出したBUSメンバーは2回戦に向けて決意をあらたにするとともに勝利の美酒に酔いしれたのであった。
~監督談話~
悲願の大会初勝利をやっとものにした!全員の力が結集された良い勝利だった。
朝田のアドバイス通り、皆が本当に高い集中力をもって戦ったと思う。
結果だけ見ると10対0のコールド勝ちと楽勝のように写るが、決して楽な相手ではなかった。2アウトから掴んだチャンスを福ちゃんが見事に実らせてくれ、流れをぐっとこちらに引き寄せた。橋爪の起死回生のタイムリー三塁打、末永の先制タイムリー、楠本、橋爪コンビの素晴らしいダブルプレー、・・・その他、皆の勝利への執念が相手を打ち負かした。
次もできる!この喜びを感じつつも、決して浮かれることなく、COOL HEADとWARM HEARTをもって2回戦にチャレンジと行こう!