(27) 7月22日(土) 夢の島公園野球場
2004.4.3(上井草)4対11、2004.11.6(大宮健保)5対8、2005.3.12(農林中金)6対11、2005.6.18(下高井戸)5対10、2005.11.26(多摩川緑地)4対8、2006.4.1(荒川総合)5対6 - 足掛け3年に渡る悪夢の呪縛は遂に解かれた。通算6連敗中のみずほ証券野球部に対し、ビッグアプセットは先制・中押し・ダメ押しの攻撃に、末永の完封ピッチングを中心にした固い守りと緊張感ある快心の試合運びで圧勝を飾った。
場所は雨上がりの夢の島公園。初回ビッグアプセットは四球でつかんだ二死一・二塁のチャンスに5番窪田が左中間を深々と破る会心の三塁打、これで2点を先制。4回には四球で出た窪田を山下がエンドランで進め、続く末永のショート内野安打で相手一塁手がもたつく間に窪田が果敢な走塁で本塁を落としいれ3点目をゲット。6回にはヒットの熊野を楠本がチームバッティングで進めると、芝田がこれも会心の右打ちで返し4点目、さらに最終回には相手エラーで5点目を奪うなど、次々に追加点を重ねる理想的な攻撃を見せた。
また守りでは先発末永が完璧なピッチング。緩急をつけたメリハリのあるピッチングに強豪みずほ証券もわずか3安打。また四球も2つだけ、先頭打者を出したのも2回の一度だけ、と安定感あるピッチングを展開し、またワンランク上の投手への変貌をとげたのではとの可能性を感じさせる見事なものだった。また唯一のピンチとも言えた6回の二死一・二塁でも相手の俊足一番・伊藤の三盗を村上が見事な送球で刺すなど、守備面でも決して隙を見せなかった。思えば過去6戦でも得点はある程度は取っていたが、常に守備の乱れやランナーをためた上での長打など、大量失点で負けていた。最近好調の打撃陣はともかく、末永のピッチングを含む守備面のレベルアップが今回の勝利につながったと言えよう。
また末永と並ぶ貢献を見せたのは久々参加の窪田だった。初回の見事な先制三塁打、また3回の積極果敢な走塁は、試合の流れを一気にビッグアプセットに引き込む価値あるプレーだった。また守りでも試合後半にファインプレーを見せるなど、攻守にわたる存在感を見せ付けた。
会心の勝利に酔うビッグアプセットナインは、夜9時過ぎから錦糸町の焼肉店になだれこみ、日付が変わるのも忘れその余韻に酔ったのであった。
~監督談話~
過去6連敗している相手に、全員の力でもぎ取った快心の勝利。
特に、窪田の攻守に亘る気合いの入ったプレーがチームを引っ張った。そして末永のピッチング。「緩急をつける」、「力任せにならない」等々の先週からの課題をこの1週間で見事に克服。今季1番のピッチングで、完璧に相手を封じてくれた。
守りではミスもほとんどなく、また各々良く声も出ており、皆で末永を盛り立てた。攻撃面ではヒットエンドランで山下、楠本が犠牲になり進めた走者を、末永、芝田がきっちりホームに還し少ないチャンスを確実に生かすことができた。
本当に、ナイスゲーム!また次もガンバロウ!